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中学受験、成功する親、失敗する親

中学受験、成功する親、失敗する親』という本を読みました。

本編は2007年講談社から出版された「中学受験、合格力を伸ばす70カ条」を著者本人が加筆修正し、題名を改めて邦学館出版が電子書籍化したものです。

とあって、最新の中学受験事情を反映したものでは無いのだろうとは思いつつも、

上位校の倍率は3倍程度で毎年、大きな変化はありません。したがって中学受験は今後もある程度の層が、ある程度の学校の入学を競うという形が続くものと思います。

というのは感覚的に間違ってないと思いました。偏差値的に上位校の人気というか倍率はほとんど変わらない印象で、動きが激しいのは比較的最近になってマーケティング的に成功している感じの学校ね。ICT教育とかリーダーシップ教育なんかの充実を割と前面に打ち出してるような。

中学受験の場合、保護者のみなさんにも夢があるし、どうしても志望は高くなるでしょう。それ自体は大きな問題ではありません。狙うところは狙う、押さえるところは押さえる、メリハリがしっかりしていればそれでいいのです。

仮に全滅したところで(そう、僕自身がそうだったように)、若干のハンデを背負おうとも地元の公立中学で頑張って次の3年後に備えればいい......そう考えればこそ、「ダメ元」で実力より高いレベルの学校に挑戦する子はやはり多いのでしょう。ギリギリのラインで合格して、入学後に苦労しやしないかは不安ですけど、いくつかの学校説明会に参加したところ、そのあたりのケアっていうか落ちこぼれ対策みたいなことは、割とどこでもやってるぽいですし。

毎週、火木土曜日の夜、会社帰りに息子を塾の近くまで迎えに通う生活を続けていますが、いよいよ9月も終わりが近づくいて、受験後のことをあれこれ想像する機会が増えてきているような気がします。どんな結果になろうとも、息子には精一杯の挑戦をしてほしいと思うし、それに対してできる限りの支援をするというのが基本的なスタンスですけど、それで全ての想いを割り切れるでもなく、ふとした瞬間に自分の苦い過去を思い出しては緊張してしまう、今日この頃です。

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