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社長、あなたは人に甘すぎる!

社長、あなたは人に甘すぎる!』を読んでの覚え書き。表紙に定数精鋭を貫くためのとある通り、既に一定の規模に達しなお成長戦略を描いている企業の経営層には多分、あまり刺さらない内容。とはいえ基本、どんな本でもその気になれば学ぶところはきっとある、という気概をもって読了。結果的には、しっくりこない考え方が少なからずあったけれど、規模や成長ステージはさておき同じ経営層という視点で、参考になるところはありました。

はじめに、の中で「人を大事にする」のと「人に甘い」のとは違うとあって、まぁそれはそうだろうなと思いつつ、人に甘い社長は、もちろん社員にまず甘い。言うべきことをきちんと言わないというのは、具体的にどうというのはさておき、微妙に耳が痛い。さらに続けてこういう社長は、実は自分に対しても甘いのである自分に対して甘いから、社員に対しても甘くなるなどと追い討ち(謎)が。その辺のバランスの取り方には日々、悩まされているつもりですけど。

あと「返事がいい」「朝に強い」「明るい」が、いい社員の条件とあって、面談に際しては、返事がいい、明るい、この二点をまず見るともありました。当然、それら「だけ」をもってして「いい社員」とは言い難い気はするけれど、性格的に前向きで建設的だったり、あとは......「朝に強い」というのに近いけれど約束を守る(守れないときはちゃんと連絡をくれる)というのは重要だなと。その重要度合いって、定数精鋭を前提とするかしないかで多少、変化するものかしら。そして

長くやってきた企業のトップや社員の発想が止まってしまった場合、あるいは変化できない場合には、会社は潰れると思って間違いない。

これは肝に命じたい。闇雲に変化を起こせば良いわけではないけれど、組織に変化を常にもたらし続ける(それはもちろん良い方向を目指す目的において)のは、やはり大事なのだなと。

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