15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと
著
いわゆる、タイトルに「社長」と入った本を適当に読み漁ってみた記録の一つ。『15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと』は、すごくひねくれて読めば単なる自慢話と受け取れなくもないけれど、そういうのを抜きにしてもあまりこう、自身に役立てられそうな内容は無かったかなぁ、という感想。若くして起業して成功したい人向けに書かれているからであって、僕のような人間はそもそも対象読者では無かったからか。
リアルインベスターZ、という触れ込みらしいけれど、帯にあったような20代で10億稼ぐのに必要なものは何か!
に対する答えって、あって無いようなものではないのかな。度胸や行動力という点で著者を見習う(尊敬する)べきところはあるにせよ環境、経歴依存なところを多分に感じてしまって、他者が活かせる程度に汎用性のある知見を読み取れなかった感じ。いやタイトルに嘘偽りはないし、参考になることも色々書かれているものの。一箇所、深く賛同したのが
経営者に求められる資質はいくつもありますが、中でも重要なもののひとつがストレス耐性です。ストレス耐性というのは、突き詰めてみると、体力と言ってもいいのかも知れません。ストレス耐性があるかどうかは、経営者の力量として相当に大切なものだと思います。
という、ストレス耐性に関するコラム。これは確かに間違いなくそうだと思うのですよね。理由・背景が何であれ、心では泣きたくても顔は笑わないといけない、みたいな場面はありますから。あー、自分が実際どれだけそういう状況に出くわしてるかは敢えて書きませんが。あくまで一般論として......ということで。
どうすればストレス耐性を高められるかは、人それぞれに最適解がありそうだけれど、僕はとにかくクヨクヨしないってことを心がけているつもり。何が起きても引きずらない、少なくともそうあるべく努力すること(ガッと寝る、みたいな方法も含めて)。ニーバーの祈りを思い出すとかしてね。