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Surface StudioとMacBook Pro

ほぼ時を同じくして発表された、Surface StudioMacBook Pro。仮に自由に使えるお金があって、どちらか好きな方を一台買って良いとしたら、僕はSurface Studioを買うと思います。どちらの製品にも一定の革新性は認めながらも、しかしどうも新しいMacBook Proにはワクワクしません。

その理由をうまく言語化できないまま彷徨ううち、2つほど興味深い記事を読みました。一つはジョブズのタッチスクリーンPC批判にMSとApple、6年後の回答 - ITmedia ニュースという記事:

Appleはあくまでも腕はキーボードから水平方向にしか動かさせない。腕を持ち上げるような動作は避けるという、ジョブズの教え(というより、Appleで長年行われてきたユーザーテストの結果)をTouch Barにより守った。Microsoftもそれが現実だということを理解したうえで別のアプローチを取った。

なるほど、ユーザーの生産性を上げる目的において、腕の重さをどう扱うかといった視点で両製品を眺めてみると、とても面白い。そしてもう一つの記事は、新しいMacBookはESCキーが無くてティム・クックwayだよ!

ティムクックが得意なことはSCMやロジスティクスだ。素晴らしい製品を作ることではない。製品のカッコ良さよりも、大量に資材を調達して、大量に生産してかつ、在庫をゼロに近づけるかということだ。元々は超大量生産薄利多売バンザイなコンパックの人だ。

Jobs氏がかつて、光学ドライブにしろ何にしろ、あれこれ切り捨ててはレガシーな存在へと変えていったのは、自社製品の革新性を謳うためとしか映っていなかったけれど、今回のMacBook Proに見られる種々の「切り捨て」は、Appleが自身に求める生産性や効率性に動機があるという仮説。当たっているかはさておき、然もありなんと感じなくもない......。

いずれの記事を読んでも、元来Apple製品のファンであるはずの僕がなぜSurface Studioの方に惹かれているのか、明確な理由は見えてこない。明確なのは、Jobs氏存命の時代に製品発表の都度感じていた革新性由来のワクワクが、今のAppleには感じられないということ(あくまで個人的にだけど)。追う側と追われる側、その逆転の日がくるのも遠くはないかもしれない、てなことをMicrosoft is the new Appleを斜め読みながら思ってみたり。

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