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HTML5 Conference 2016

会場の東京電機大学 千住キャンパス

9月3日の覚え書き。東京電機大学 千住キャンパスで催された、HTML5 Conferenceに参加しました。もっとも、別の用事と重なってしまったため、たった2セッションしか参加しなかったのですけど......しかも、千代田線を降りてから最寄りの出口は1番とあったのに素直に従ったところ、なぜか反対の西側に出てしまい、無駄に踏切で待たされ消耗したし(なんとか間に合いましたが)。それはそうと、会場では毎度のことながらボランティアの方々が大勢運営に携わっていて、頭が下がります。お疲れさまでした、ありがとうございました。

WAI-ARIA珍プレー好プレー

同僚である黒澤さんの講演。Webアクセシビリティとは?WAI-ARIAとは?という、基本的な事項の確認に始まり、メインコンテンツである珍プレー好プレーについては、実際にNVDAがどう読み上げるかを紹介していました。視覚的に良し悪しを云々するのはなかなか難しいお話だけに、読み上げられ方を直接、引き合いに出すのは有効だったかなと思います。使用されたスライドはSlideShareのWAI-ARIA珍プレー好プレーにあります。

質疑応答の中で、WAI-ARIAを実装するのは学習コストに見合わないのでは?インセンティブはあるのか?みたいな質問があって、WAI-ARIAに限らずWebアクセシビリティ全般にも適用可能な深イイ質問だなと思いました。黒澤さんの回答はそれはそれとして、自分が答えるならば、「WAI-ARIAを使うこと」自体が目的になってしまわないよう頑張りましょう、ということになるかと。

HTMLスナップショット2016

最近、ウェブアクセシビリティ基盤委員会作業部会4(翻訳)でご一緒させていただいている、もんどさんの講演。ハコは黒澤さんの講演と同じルームAで、黒澤さんの時もそこそこ席は埋まっていたように思うのですけど、こちらはさすがの超満員という感じ。皆さんやっぱり、もんどさんの投げる斧がどこに飛んでいくか気になります!!という感じでしょうか(たぶん違う)。スライドはtalk/webtalk_2016-09-03.pdf at master · momdo/talkで公開されています。

内容はタイトル通り、いま現在のHTMLって何がどうなってるの?というのを、WHATWGの誕生くらいまで遡って歴史的背景を紹介しつつ解説。聞けば聞くほど、W3C HTMLの存在意義なんてもはや無くなっている感がMAXなんですが、しかしEPUB開発の行方次第ではひょっとしてひょっとする?というのは重要な指摘かと。あと、文書中に登場し得るmain要素の数に関して、Hixie氏の描いたイラストというのが初見で、へぇってなりました(それでも自分はmain要素は一度しか使いたくない派)。

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