Fw: The A. Richard Newton Distinguished Innovator Lecture Series - Yoky Matsuoka
著
ふと、Apple、元Google X→Nestの松岡陽子氏をヘルスケア幹部として採用 - ITmedia ニュースという記事が目にとまりました。Nestという会社のサーモスタットについては、それがどんな代物かくらいは知っていたけれど、まさかそれに日本人(たぶん日本国籍を所有しているだろうけど、既にアメリカにいる時間の方が長そう)が関わっていたとは、意外だなぁと思ったのです。そして、その経歴を読んでまたびっくり:
松岡氏は1972年日本生まれで、16歳でプロテニスプレーヤーを目指して渡米したが、けがで断念し、「一緒にテニスをしてくれるロボットを作りたい」とカリフォルニア大学バークリー校で電気工学とコンピュータ科学を学び、マサチューセッツ工科大学(MIT)で電気工学とコンピュータ科学の博士号を取得した。その後しばらくはカーネギーメロン大学とワシントン大学でロボティクスの教授を務めた。
でまぁ、記事に貼ってあった動画(「The A. Richard Newton Distinguished Innovator Lecture Series - Yoky Matsuoka」)も、つい最後まで見入ってしまいました。いわゆる「connecting the dots」ていうの? 点を線で繋げていくようなお話、好きなんだよなぁ(松岡氏が講演で用いたメタファーは一冊の本だけれど)。
自分とは年齢的に一つしか違わない同じ世代に、こんなにも優秀な人がいるという事実を再確認しつつ、そういう「凄い人」が今後はAppleで活躍されることを嬉しく、ある意味においては「羨ましく」思ったり、と同時に自分の無能さには辟易させられたり。自分は、自分の点を、線でうまく繋げているのだろうか。そんなことを真剣に悩む、好天のこどもの日であります。4人の子育てをしながらの松岡氏の活躍ぶり、半端ない......いや実際のところは、色々大変だと思いますけども。