遊佐未森 ソング・トラベル ～太陽とアイスクリーム編～ 金沢公演

2015年7月27日 著

今年の鳥人間コンテスト（以下「鳥コン」）と順番は前後するけど、そちらは9月2日の番組放映までは競技の結果が分かるようなことは基本的に大っぴらに書けないという鉄の掟があって微妙に記事化しにくいので、7月26日の覚え書きについてではあるけれど、先に見出しの件について覚え書き。

鳥コン2日目、人力プロペラ機ディスタンス部門のすべての競技を見終える前に会場を離脱。炎天下を歩いて、彦根グランドデュークホテルに立ち寄り預けていた手荷物を受け取りつつ、彦根駅へ。米原まで一駅移動して、そこから特急しらさぎ53号で金沢へ。北陸新幹線が開通していなければ考えつかなかった、鳥コンからの（まさかの）遊佐未森さんのコンサート＠金沢21世紀美術館、を実現するためです。

金沢駅に着いて、まずは手荷物（一脚の入ったデカいバッグ）をコインロッカーに預け、香林坊まで徒歩で移動。前田慶次朗で夏季限定の冷しざる中華（並盛り）という遅めの昼食を取り、TOMOで食後のコーヒー休憩を済ませて、いよいよ会場へ。座席はA列11番、ひょっとして......と思ってはいたけど、まさかの最前列！やった！！

テンションが上がりまくっていたのも束の間、開演時間になるとマネージャー氏が登場して不穏な雰囲気。「報告しなければならないことがあります」などとお話しが始まって、何事かと思えば遊佐未森さんが急性咽頭炎にかかってしまったという。10月に公演は延期するけれど、ご本人の希望から（何もやらない、ではなく）インスト中心のミニライブを行うとのこと。ううむ、それはそれで確かにスペシャル感はあるけれど、なんとも残念。

その後、ギターの西海さんと『piano album』からの選曲を中心に数曲、演奏してくれました（『なんでも あらいぐま』は西海さんが歌を担当）。まったく声が出ないというわけではないけれど、会場や西海さんと筆談をする遊佐さんの姿、ひょっとすると貴重なシーンだったかもね。終了後に発表された日程によれば、振替公演の日程は10月29日ということで、さすがに木曜の平日に金沢まで東京から来れない＝払い戻しを受けるしかない感じ。遊佐さんの1日も早い快復を祈りつつ、会場を後にしたのでした。