日本惑星協会再設立

2015年7月24日 著

すっかり書くタイミングを逃しましたが、本来であれば21日に覚え書きしておくべき内容。この日、日本惑星協会（TPSJ）が再設立されました。2011年7月20日に解散して以来、4年という月日が流れましたが、関係者の皆様のご尽力により、このたび見事に復活を遂げたのです（復活については、7月8日の時点で既に日本惑星協会：４年ぶり再始動へ 若手研究者が協力 - 毎日新聞という記事で公になっていました）。

......などと書くと他人行儀な感じになってしまうのですけど、実は自分もアドバイザリーカウンシル（より詳細には「IT メディア事業推進室」のテクニカルアドバイザー）の一人として参加させていただいています。経緯を書けば長くなるので割愛しますが、何年も前に参加していた小天体探査フォーラム（MEF）でご一緒した以来のご縁で、TPSJ事務長の井本さんより参加のお声がけをいただいたのです。

しかし本業が忙しいなか、どれだけTPSJの活動にボランティア参加できるか......不安、迷いはありました。自分が運営側の立場でコミットできるとすれば、必然的にこれまで専門としてきたWebデザインや広報といった分野になりますが、アドバイスはできても実際に手を動かすようなことは（本業への影響を避けるため）難しい。「口先ばっかり」なスタンスを是とすべきか？　そもそも、そんなスタンスでの参加がTPSJ側に受け入れられるだろうか？　逡巡しました。

結果的にその逡巡は、ほんの一時間やそこらのうちに過ぎ去り、参加の結論に至りました。かつては（英語もロクに読めやしないのに）米国惑星協会の会員だったくらい、同協会の活動には興味・感心を抱いていましたし、人生の軸足を「宇宙」から「Web」に移した2000年4月以降も多かれ少なかれ宇宙業界とはコネクションを築いてきた（そしてそれが、大げさに言えば僕の人生を豊かにしてきた）経緯があって、TPSJへの参加もきっと自分にとってプラスになる、いやプラスにできるだろうとの想いからです。そしてもちろん、故カール・セーガン氏へのいまだ消えることのない尊敬と恩義の入り混じった感覚もあって。

そんなこんなはさておき関係者の皆様、TPSJの再設立おめでとうございます、そしてよろしくお願いいたします。いよいよ、そしてこれから、ですね。