楽園追放
著
TSUTAYA新宿へ会員期限を更新しに行ったついでに、さんざん劇場に見に行こうと思っていながら結局行けなかった、ケツアニメこと『楽園追放』のDVDを借りてみました。ごくありきたりなSFロボット&美少女アニメってだけならスルーしていたと思うのですけど、劇場公開当時に見かけた評判がかなり良かったのが気になって。加えて知人にオススメされたこともあり、じゃあ見てみようかなと......ケツアニメなんだけど。
結論から言ってしまうと、iTunes Storeなんかでべた褒めされているのと異なり、自分にはあまり響かない作品だったかな......ちょっと勝手に期待値というハードルを上げすぎてしまっていたかもしれません。派手なアクションシーンは少なめだし。しかし、単なるケツアニメではないというのは確かで、興味深い、深イイ論点がいろいろ仕込まれていたのが良かったです。具体的に挙げるなら、そもそも人間とは何なのか(どうあるべき存在なのか)? 宇宙への好奇心とか探究心は何に由来するのか? さらには、人間が自らの手で生み出した知性が、人間を超えてより強い好奇心 / 探求心、言わば「人間らしさ」を獲得するチャンスはどれぐらいあるのか......とかね。
というわけで、決して悪くはないケツアニメでありました。