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ガガーリン

お正月休みの最終日、1/4の覚え書き。なんとなく見に行くなら今日しか無さそう、今日を逃したら前売り券が紙クズになる可能性が高い......ということで、夕方まで会社で仕事をしていたけどいったん切り上げて新宿シネマカリテへ映画『ガガーリン』を見に行きました。初めて足を運んだ映画館なのだけど、予想外に小さな劇場でびっくり。入場時間になって、スクリーンを見て思わず「小さっ」ってなったもの。F列8番の席を取ったのですが、もっと前の列が良かったな......まぁ比較的空いていて前後左右に人もおらず、終始リラックスして観れましたが。

内容は、人類初の宇宙飛行という108分間が、ガガーリン自身やその家族、他の宇宙飛行士達の追憶と並行して描かれるというもの。思っていたより随分あっさりしていたというか、淡々としていてびっくり。アメリカ映画における、いかにもエリート然、ヒーロー然とした宇宙飛行士の描かれ方に慣れすぎてしまっていたのか、ちょっと拍子抜けしちゃったかも。地球上の全人類、いや全生物を代表して初めて大気圏外に飛び出した英雄なのにね......まぁそのあっさりした感じが逆に良かったように思います。映画館でもう一回見たい映画、ではないけれど、DVDが出たら手元に持っておきたい感じの映画、ではあるかな。

メタな感想としては、ロシア映画だから当然なのだけど、2時間弱、ずっとロシア語が聞こえてくる空間というのが新鮮でした。バイコヌール宇宙基地打上げ見学ツアーに参加した当時すら、日本人の皆さんに囲まれての時間が長かったし......自分は英語はまだしもロシア語はこれっぽっちも理解できないので、必然的に字幕を追うしかないってのが新鮮で。かえすがえす残念に思い出されたのは、その打上げ見学ツアーにおいて、ガガーリンが飛び立ったまさにその射点に近づくチャンスがあったにもかかわらず、直前で警備が急に厳しくなっただかで阻まれてしまったことだなぁ(バイコヌール宇宙基地打上げ見学ツアー 3日目参照)。

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