社長の教科書
著
小宮一慶著『社長の教科書』について。経営の本質を
- 企業の方向付け
- 資源の最適配分
- 人を動かす
の3点に集約し解説されていたのは、とても分かりやすかったと思います。特に最初の「企業の方向付け」については、何をやるか、やらないかといった戦略と、QPS(Quality、Price、Service)の考え方のあたりが参考になったかな。QPS、という言葉については、本書の後段で別途C(Cost)という観点も加わるのですけど。また、経営者に求められるものとして
- 経済学
- 心理学
の二つを挙げていました。自分はどちらも専門的に学んだことは無いのですが、正しい努力を積み重ねれば、ある一定レベルの経営者になれます
という言葉を信じ、何かしら手をつけてみようかと。ほか、気になったくだりをいくつかピックアップしておきます:
「経営」について本当に勉強しようと思うなら、まずは世の中の動き、人の動き、人の心を知ることが大事
良い仕事をして、お客さまに喜んでいただいて、従業員さんにも喜んでいただいて、社会に貢献して、その結果儲かる
会社が成功するかどうかは、リーダーが正しい考え方を持っているかどうかに掛かっている
自分達の存在意義をしっかりと持っている会社は、どんな時代にもブレません
値段の上限はお客さまから見た価値で決まる
自分すら動かせない程度の理屈が、他人を動かせるはずがない