結局、Toodledo
著
GTDに使うツールとして、またToodledoを使い始めたというお話。少し前にThe Hit List Syncの利用期限を迎え、月額$1.99ないし年額$19.99の料金を払ってまで使い続けるべきかどうか、改めて考えさせられました。The Hit List(および同iPhone版)は、そのカラースキームからして本当に気に入っているのですが、いかんせん開発力に不安があり将来性は不透明なまま。同期機能にしたって、本当はiCloudなりDropboxなりを利用できるようにして欲しかったけれど、現在に至るまで選択肢は有料のThe Hit List Syncのみなのが、個人的に不満でした。そこで出した結論としては、やはりお金を払い続けるだけの価値は(残念ながら)The Hit List&The Hit List Syncには無いだろう、ということ。
追加コストなく複数の環境で同期機能が利用できるGTD向けサービスとしては、これまでもGoogle Tasks、Toodledo、Remember The Milk等を試してきました。そのなかでまず乗り換え先に検討したのがGoogle Tasksで、というのもAny.DOというiPhone/Androidアプリの存在が以前から気になっており、一度使ってみたかったんですね。確かに操作性とか見た目の洗練さは素敵だったのですが、一日のあいだで最も長時間使うデスクトップ環境での使い勝手で困惑。もともとGmailのオマケみたいな位置づけだったせいか、ブラウザから扱うには現状Google Tasksは不便な印象で......Any.DO側で独自のWeb版を準備中らしいのですけど、目下Chromeの拡張としてしか提供されていない。そこで妙に萎えてしまい、Google Tasksは無いかな、と。
次に試したのがToodledo。昔作ったアカウントを放置していたので、それを再び使い始めただけです。有料でないとサブタスクが作れないというのが不満で使うのを止めた経緯がありますが、一週間ほど使った印象では、運用上その点が懸念されたほど問題にはならないことが判明。むしろフォルダで分ける程度でフラットに並べたほうが一覧性は高く当然見やすいのです(優先度は別途指定できるし)。デスクトップではToodledo Desktop for Mac、iPhoneでは公式アプリ、Nexus 7ではDGT GTD & To-do List&DGT GTD Toodledo pluginを使っています。本当はTodo for MacやそのiPhone版を使ってみたいのですが、両方を買うと余分なお金がかかるのと、デスクトップ版が10.7以降でしか使えない(会社のMacはまだ10.6.8)ので目下スルー。
地味に便利だなーと思ったのが、以前試したときには使っていなかった、メール経由でのタスク追加。たとえばiPhone上でいろんなページを見ていて、あとでちゃんと読もうとか試そうみたいなネタを発見したとき、専用のメールアドレスにURLを投げておくだけでタスクが追加できます。「あとで読む」系のサービスとしてはReadabilityを主に使っていますが、そちらはあくまでも時間ができたときに「読めたら読む」程度のものの保存先として位置づけており、短期的にチェックする必要性の高いものについては、Toodledoのタスクに登録したほうが都合が良さげ。まぁメールでのタスク追加はToodledoに限らず大抵のGTD向けサービスで実装されているのでしょうけど、The Hit Listではできなかったことの一つ、ではあります。