鳥人間コンテスト2012 2日目
著
7月29日の覚え書き。がばり、と起きたら朝の5時近く。1日目よりも競技開始時刻が早い(6時)にもかかわらず、すっかり寝坊してしまいました。それを嘆く間もなく慌ただしくシャワーを浴び、身支度を整え、フロントに荷物を預けてコンフォートホテル彦根を出発。1日目同様セブンイレブン彦根城前店で買い出ししつつ、早歩きで松原水泳場に着いたときには、1番機の姿は既に湖岸にはなく、プラットフォーム上にありました。Meisterの機体を間近に見るチャンスを逃したことを後悔しつつ、それでもまだ組んでいる最中ないし運搬中のチームの機体を写真に収めながら、テトラポッド脇へ。6時きっかりに発進するわけではなかったので、1番機からすべての機体の出発を、いつもの定位置から見届けることができました。
全体的にみて記録のほうはやや低調な結果に映りましたけども、見所はそれなりにあったと思います。ひとつには、やはり古豪・日大がディスタンス部門に復活したことですね。記録飛行(日本記録樹立への挑戦)を優先してきたため、この数年のあいだ日大は鳥コンに出場してきませんでした。従い、東北大や東工大といった近年活躍の目覚ましいチームとの直接対決は見れなかったわけですが、それが今年は久しぶりに実現したというわけです。また、1枚ブレードのプロペラのような特色をもつ機体が予想外(と言ったら失礼だけども)の活躍を見せるなどしました。そうした機体は、是非ともダイジェストで流さないでいただきたいのですが......まぁ、ひとまず8月27日夜7時のオンエアを楽しみに待つとしましょう。
現地で観戦していて残念に思ったのは、例年になく進行がまったりと感じられたことかな。特に複数のチームについては、取材VTRを(インタビューに交えて)流していたのですけど、そうする必要性がどこまであったのか疑問です。せっかく風の条件が良いのに、そういう時間に取られてスタートの時刻がどんどん遅れるのは、いかがなものかと。観覧席で見ている観客とか、番組のゲストの方々にとっては、確かに良いインプットになるとは思いますが、それこそテレビ放映のなかでのみ紹介した方が、コンテンツの活かし方としては良いのではないですかね?とにかく、何も今ここで流さんでも......てな感じでした。
最後のWindnautsの機体が視界から消えたのを機に、折り返してくる可能性はあったにせよ既に日陰のなくなり灼熱のじごくと化したテトラポッド脇から退却。ココスで先に昼食を済ませつつあった嫁さん&息子と合流、彦根ビューホテルからタクシーでホテルへ(タクシー待ちのあいだに最終機着水の情報を得ました)。預けておいた荷物を受け取って帰途につき、新幹線は名古屋でひかりとのぞみを乗り継ぐなどし、17時過ぎには帰宅。今年の鳥人間コンテスト観戦を無事に終えることができました。