@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

Firefox Developers Conference 2012 in Osakaでの講演内容

先日登壇させていただいたFirefox Developers Conference 2012 in Osakaで、トークセッション「Writing HTML ~これからの HTML の書き方~」の前座として講演したときのスライド「ミツエーリンクス 自社サイトの取り組み」が、勤務先のSlideShareアカウントにて公開されたので、こちらでも紹介しておきます。

スライドに載っている字面「だけ」を追うと、非常にあっさりした内容に映ると思いますが、口頭ではある程度、内容を掘り下げてお話したつもりです。NightlyのResponsive Modeを使った簡単なデモも織り交ぜましたし。そのあたりは、いずれMozilla Japanさんのほうで録画を公開されると思いますので、よろしければそのときにでもご覧ください。

ちなみに、最後のスライド「これからのWebデザイン」の末尾でアクセシビリティという言葉が出てくるのに、違和感を覚える方もいるかもしれません。基本的にはレスポンシブWebデザインやらマルチデバイス対応についての講演だったのですが、そういう内容と文脈であればこそアクセシビリティの確保を忘れないでいただきたい、との思いを込めています。

レスポンシブWebデザインが主に解決ないし改善できるのは、スクリーンサイズの多様化にまつわる課題に比較的限定されます。レスポンシブWebデザインによって、たとえあらゆるスクリーンサイズにフィットしたレイアウトなりビジュアルデザインが提供できたとしても、コンテンツにある情報なり機能が個々のデバイス上でちゃんと利用できる(=アクセシブルな)状況になければ、意味は無いでしょう。表層的な部分はそれはそれとして、デバイスやユーザー、Webを利用するコンテキストが今後ますます多様化すればするほど、アクセシビリティをしっかり担保すべきと考えます。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2012年7月 > Firefox Developers Conference 2012 in Osakaでの講演内容
Google カスタム検索を利用しています