気になる人力飛行機イベント、HPA Icarus Cup
著
TriManiaXの更新フィードで存在というか開催を知ったものの、それから仕事が忙しく詳細を確認するのが遅れていたのですが、何やらイギリスのほうで面白いイベントがあるようですね。その名もHPA Icarus Cup、人力飛行機による飛行競技会です。会場となるLasham Airfieldでの人力飛行50周年を記念してのことらしいですが、実際のところ今年は51年目。というのも、Southampton Universityでつくられた人力飛行機、SUMPACが飛行に成功したのは、1961年11月9日のことだからです(詳細はBBC News - Human-powered flight recreated for 50th anniversaryを参照されたし)。まぁ細かい話は置いておいて、とにかく日本の鳥人間コンテスト(や交流飛行会)を除き、このような競技会が企画されること自体ちょっと画期的ではないかと。今年7月13日から22日にかけての9日間、人力飛行のすべての側面をテストすべく、競技参加チームは以下の挑戦を行うようです(ちゃんとレギュレーションを読んだわけではないので超意訳):
- 飛行時間レース(滞空時間を競う?)
- 200mスプリントレース
- 1kmレース
- スラロームコースでの飛行
- 離着陸の正確性
- 三角コースの周回距離
うーむ、これは面白そう。幸い鳥コンとも日程がかぶらないし、仕事の状況が許せば現地まで見に行きたいところ。気になるのは、鳥コンが存在するがゆえに人力飛行機の設計/製作が盛んな日本ならともかく、ほかの国や地域でこの競技に参加できるだけの実力を備えたチームがどれだけあるのか?ということ。実際に参加するとなれば、現地までの機体の搬入やら搬出だけでそれなりのコストが発生するわけで、単に技術力とか人的リソースのみならず、資金力を問われることになりそう。まぁイギリス国外、ヨーロッパ圏外からは辛いだろうな。蓋を明けたら出場チームはSouthampton University Human Powered Aircraft: SUHPAだけだったりして......というか、同じイギリスだし仮に自分が10年以上前に見学させてもらったAirglowがちゃんと保存されているなら、あっさり同機の優勝じゃね?とも思ったんですけど......なななんと、Airglowは50周年だった昨年にLasham Airfieldを飛んでたんですね!これはひょっとして本当にAirglowの参戦もあり得るのではないかな。久しぶりにMcIntyreさんに連絡とってみようかしら(あちらはもう僕のこと忘れてるでしょうけど)。