Moon Over Party
著
恵比寿 イタリアン es エスで催された、ホワイトレーベルスペース・ジャパン主催のイベント「Moon Over Party」に参加してきました。基本的にはこれまでのファンミーティング同様、Twitterの@WLSJapanアカウントでのtsudaり要員として終止PCに向かっていましたので、参加者の方との交流というのはありませんでしたけど……終了後に、組織されてまだ間もない技術ユニットの皆さんとはちゃんとご挨拶ができて良かったです。あとは、もちろん月博士こと寺薗さんの講演ね。はるばる?会津よりお越しいただいた割には講演時間は20分と短く、また参加者同士のコミュニケーションが盛り上がっていた兼ね合いで「ちゃんとお話を聞く」的な感じにできなかったのが残念でしたけど、僕は楽しめましたよ。その時間帯のtsudaりを覚え書き:
寺薗さんの講演が始まりました。これまでの月探査の振り返りから。こうやって眺めるとさまざまな国からさまざまな探査機が目指してきたのですね。
アポロ計画の紹介。「人間を月に送り込んだという業績は評価されるべき」
ルナホートの紹介。「サンプルリターンも実施、地味ではありつつもロシアらしいのがルナ計画」
クレメンタインの紹介。初めて月面のデジタル写真を撮影、モダンな月探査の幕開け。
かぐやの紹介。「かぐやには14もの観測器が積まれていた」満地球の出の写真が、寺薗さんの選んだかぐやのベストショット。
ルナー・リコネサンス・オービターの紹介。強烈なのは搭載カメラ、なんと最大解像度は50センチ!
月の穴のお話。マリウス丘には直径60〜70m、深さ80〜90mの穴があるのだとか。溶岩チューブの陥没が原因と考えられているそうです。
この穴が、将来の月面基地にふさわしい場所として考えられているのだとか。面白いですね。
最後に月に降り立ったアポロ、17号着陸地点の写真の紹介。宇宙飛行士の足跡までくっきり映っているのはすごいです。
今まさに月に向かっている探査機、グレイルの紹介。重力の精密な計測を行うのだとか。
月探査のトレンド。国家主導から民間主体へ、科学中心から複合目的へ、一国から複数国共同で。
寺薗さんの予想:2030年頃には再び人間が月に降り立つ?最後は月探査情報ステーション http://moonstation.jp/ja/index.shtml の紹介で講演は終了。ありがとうございました。