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第1回「アクセシビリティBAR(仮称)」初夏のパンくず祭

5月31日の覚え書き。中根さんの呼びかけによって催された、第1回「アクセシビリティBAR(仮称)」初夏のパンくず祭に参加しました。初回ということで実験的な側面もあり、人数をかなり少なめに設定したうえで、個室カラオケ本格中華スプラッシュ銀座コリドーの一室を会場に開催。参加されたのは、自分を含め主にウェブアクセシビリティ基盤委員会WG2の委員の皆さんでした。もとはといえばヤマザキ「春のパンまつり」になぞらえ、パンくずリストと呼ばれる何かについて語り合う「春のパンくずまつり」をカワサキで開催しようとかいう話だったのですが、気がつけばすっかり初夏になってしまい以下略。にしても、大変楽しくも有意義なひとときを過ごすことができました。詳細は割愛しますが、

あたりを読んでいただけると、多少は場の雰囲気が伝わるかもしません。ついでに折角なので、自分なりにパンくずリスト的何かのマークアップについて見解を覚え書きしておこうと思います。イベント中は、他の人の考えなり実装例に対して意見することはあっても、自説を唱えるチャンスは無かったように記憶しているので。まぁ、酔っていたのであまりよく覚えてないけどさ。自分が最近採用するマークアップとしては、以下のような感じ:

<div class="topic_path"><a>ホーム</a> > <a>ほげほげ</a> > <em>現在地</em></div>

主たる論点として、この情報要素をリストとみなし、含まれるリンクなりラベルを個別のリスト項目として扱うかどうか?があります。みなす場合には、ul要素なりol要素なりでリストとしてマークアップすることになりますが……僕の場合、ホームから現在地に至るまでの「一連」と、そこにある文脈こそがあらわすべき意味内容と認識しており、それを異なるリスト項目として分断したくない、と考えています。

またリストとして扱うとなると、往々にしてグローバルナビゲーションやローカルナビゲーションなどの他のナビゲーション(複数のリンクからなるリスト)で採用しているマークアップと近くなります。ナビゲーションとしての機能は有しているにせよ、それらとは性格を異にしていることはマークアップ上の違いをもって伝えたいという意図もあって、リストとはみなさないことにしています。「パンくずリスト」という俗称からすると、何となくリストとして扱うべき的プレッシャー(謎)を感じなくもないけれど、ゆえに僕はこれを「パンくずリスト」とは呼ばない派です(なので「トピックパス」的なclass名なりid名を付与)。

なぜdiv要素か?については、Google先生のBreadcrumbs - Webmaster Tools Helpを参考にした……というわけではなく、単純にふさわしい要素タイプが存在しないので消去法で選んだだけのこと。昔はp要素を使うことが多かったのですが、機能なり中身にそぐわないように感じることが増えてきて、最近はもっぱら?div要素。

ラベル間の区切りについては妙案が無く、広く一般に利用されていると思しき「 > 」を使っています。それだと音声読み上げ環境でたとえば「だいなり」って読まれるのおかしくね?との指摘は一理あるのですが、そもそも視覚的にも意味が曖昧であるからして、こだわり過ぎてもなぁという感じ。そこは諦めているというか、既に「そういうもの」との認識(謎)でいます。算数でプラス記号が足し算を意味するがごとく、「 > 」を介在して複数のラベルが連続して並んでいる箇所には階層構造的な意味合いがあって、つまり「そういうもの」=パンくずリストなりトピックパス的何かだ、という。

書けば書くほど、そんな得体の知れないワケわからないものは提供しないほうが余程スッキリするって気分にもなってきますが、実際そういう意見も出されましたし、頷けなくもないです。すべてのWebページがこの手の情報なり機能を提供すべきかっていうと「否」だもの(ニーズがそれほど高ければ、とっくの昔にそれ専用の要素タイプが定義されていたはず)。まぁ、提供しない方向に議論を暴走させることは可能だけれど(やれhead要素内でlink要素を使ってとか、link要素を書かずとも進化したUAが云々とか)、あくまでもパンくずリスト的何かがbody要素内に必要との前提においてどうするよ、っていう状況での私見を書いてみました。

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