第1回 宇宙クラスタ映画上映会
著
1月16日の覚え書き。前から申し込んでいた第1回の宇宙クラスタ映画上映会に参加すべく、日本科学未来館に行ってきました。体調的にも仕事の進捗的にも微妙ではあったのですが、まぁ以前から楽しみにしていましたし、滅多にお会いできない@ubitwさんのお目にかかれる機会とあって、行かないわけにはいかないなぁ……と。
受付開始の13時少し前に7Fのイノベーションホール入り口に着いたところ、既に結構な人数の列が。宇宙クラスタとはいえ、リアルで交流があるという割合はまだ高くないらしく、並びながら言葉を交わしていた人はそう多くなくて、どちらかといえば携帯をいじっている人が多かった(自分もその一人)のは、Twitterのイベントっぽいなぁと思いました。予定よりも若干遅れて@5thstarさんのプレトークがスタート。「ライトスタッフ」という言葉は、どちらかといえばネガティブな意味で使われることが多かった、というのは初耳かつ意外でした。
そしていよいよ、映画『ライトスタッフ』の上映。ノーカット版の、かなり長時間のもので、前半100分と後半90分のあいだに休憩が設けられました。僕はこの映画、だいぶ昔に確か年末年始というタイミングで上映されたのを見た記憶があったぐらいで、最近はまったく見返すことが無かったのですけど、改めて見てみるといまだ見応えのある良い映画だったことを実感。実にさまざまな論点を見出すことができるとは思いますが、自分のなかではやはり有人宇宙飛行の発展に世界の注目が集まるなか、そのメインストリームに乗ることを選んだ男と選ばなかった男、双方の生き様の対比が興味深いと思っています。
どちらが正しいとかそういう単純な話ではないし、どちらか一方が殊更に格好良かったというわけでもなく、それぞれの考え方なり哲学のようなものが、それぞれに独特の輝きを放ちながら、人類による宇宙進出の黎明期を織りなしていたという事実それ自体、とても魅力的で素敵だなと感じましたね。ちなみに自分は全然、上映時間の長さが気になりませんでした。それだけ集中して映画の中の世界に没頭できていた、と言えるかもしれません。今更ながら、DVD買っておこうかしら……。
上映後のアフタートークのなかでは、林公代(@payapima)さんがロシア/旧ソ連の宇宙開発現場を取材した模様を掲載したときのPenがやはり永久保存版だったのだなと思ったのと、今村義幸(@1kubun)さんのお話のなかでは、テストパイロットにつき彼らのフライトがいかに正確で、また飛行理論や機体特性を熟知しエンジニアに的確なアドバイスのできる人々であったか、というようなお話が印象的でした。
全体的に非常に盛りだくさんかつ贅沢な、楽しいイベントだったと思います。運営に携わられた皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。会場では、@ubitwさんのほかにも新たに@ikeyuさん、@tobotobotoさん、@asita_hmtさんとご挨拶させていただきました。第2回も既に水面下(何処)で企画が動いているそうですし、今から楽しみです。第2回では、今回参加できなかった懇親会にも是非顔を出させていただきたいとも思います。