東京交響楽団 特別演奏会 第九と四季 2010
著
昨夜の覚え書き。既に僕にとって毎年の恒例行事で、社内でも「今年はいつですか」なんて聞かれたりする「年末の夜にサントリーホールで第九を聴く日」が、今年は28日でした。あいにくJAXAiの閉館と重なってしまい、そちらの関連イベントへの参加は断念しました(=25日が本当に最後のJAXAi訪問となりました)が、悩ましかったですね。今年は昨年に引き続き、東京交響楽団の公演を選択。Twilogでつぶやきを検索したところ、チケットは9月23日に購入していたようです(第九のチケットを予約。迷った末、席は良くないけど12/28夜の東京交響楽団にしました
)。確かに座席は1階6列34番、ステージ向かってかなり右寄りな位置でベストとは言いがたい。とはいえ会社的には年内最後の営業日(ということになっている)のこの日、そそくさと定時退社していざサントリーホールへ。
会場に着くなり白ワインを飲み、『四季』の演奏中に気絶するところまでは2006年、2009年のときと同様。いや『春』の部分はちゃんと聴いてましたよ(『冬』になって途端に睡魔が……)!ヴァイオリンの音色が素敵だなぁと思い、後で解説を読んだら使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与
とある。専門家でもなんでも無いので、古い=音がいい、といえるかどうかわからないし、演奏者によっても音は全然変わるのでしょうが、とにかく繊細で印象的な音色でした。第九のほうはというと、やっぱり第四楽章の最後のほうは何度か鳥肌が立つほど感動できました。今年に関しては、合唱より演奏が良かったように思います。まぁ双方が美しく調和してこその第九だとは思っているので、どちらがどうというのも無いかもしれませんが。
聴きながら行った2010年の振り返りの結果ですが、昨年ほど暗澹たるものは感じなかったものの、かといって充実感を得たかといえばそうでもなく、引き続き悶々としている感じです。今年で37歳になり、数字的にはもう立派な「アラフォー」になってしまって、今後自分がどちらの方向にどう進むべきか悩みつつも時間ばかりが過ぎ去っていくことに対し、焦りと共に諦めに似た何かを感じてしまっている節もあります。ひとつ思ったのは、もっと強烈に人生の残り時間を意識しながら日々を過ごさないとヤバい、ということ。たとえばの話、40歳になったら自分は死ぬものと仮定して(いやもっとずっと早く死を迎える可能性だってもちろんあるけども)、あと何日残されているかを意識したなかで、取るべき行動の優先順位を都度考えなければいけないな、と。その点は、来るべき2011年に向けしっかり取り組んでいきたいと思いました。