38歳から絶対やっておくべきこと

2010年11月21日 著

田中和彦著『38歳から絶対やっておくべきこと』を読了。しばらく自己啓発の本からは遠ざかっていたのですけど、久しぶりに手に取ったところなかなか共感できる部分が多くあったので購入。ちなみに僕はまだ38歳を迎えてはいませんので、念の為。第一に共感したのがp.22にある以下のくだり：

僕は、会社にとっても、個人にとっても、両方にメリットがあり、結果的に最もいいパフォーマンスが生まれるのは、「すべての働き手が、いつでも辞められる状態にあり、それでいて誰も辞めることなく、一生懸命働いている」状態だと思っています。

これはまぁ、いわゆるひとつの「言うは易く行うは難し」だと思うものの、何度か転職を経験したり、あるいは雇用される側から雇用する側へと立場が変化したなかで感じてきたことを、端的に言語化してくれているように思います。その絶妙なバランスをどうすれば創りだせるのか、組織の規模が大きくなればなるほど難易度は指数関数的に増えるように思える昨今、避けては通れぬ命題として改めて強く認識しました。そして第二に共感したのが、p.152で紹介されている「ヒンズー教の教え」。

心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる

……分かっちゃいるけど、なかなか変えられない。そんなことばかりが目につく自分ですが、それはつまり心が変わっていないからだと。まずそこを変えずして何ひとつ変わりっこない、実現できっこない、と。頑張ります。