ブラウザカンファレンス2010
著
11月2日の晩の覚え書き。ヤフー株式会社を会場に催されたイベント、ブラウザカンファレンス2010に参加しました。定員は100名で応募多数の場合はお断りさせていただくことがございます
って公式ページにあったから、きっと選外だろうなぁと思い、その日はTDWドームに「HAYABUSA−BACK TO THE EARTH - supported by LIXIL」を見に行くつもりでいたんですけど、あっさり当選?してしまったという。
オープニングセッションは「HTML5時代におけるYahoo! JAPANの考え方」というテーマでヤフーの是井氏が講演。130以上のサービスに対して496億PV/月っていうインパクトのある数字から始まった割には、結論は面白みが無いというか、極めて凡庸な結論に落ち着いてしまった感があります。それは利用者数を多く抱えるポータルであればこそ仕方の無い部分もあったと思いますが、その後に続くパネルディスカッションを盛り上げるには圧倒的にパワー不足というか、コンテクスト不足というか。少なくともHTML5への考え方として「スマートフォンを中心に推進&PCブラウザは様子を見ながら」なんて、そりゃそうでしょうねとしか……個人的には、その取り組みの成果を広く共有していく(ブラウザベンダーに対しても開発者に対しても)ってスタンスがもう少し力強く打ち出されてたら素敵だったのに、と思った次第。
パネルディスカッションについては、Mozilla Japanの加藤氏のお話が面白かった、を通り越して美味しいところをすべて持って行ってしまった印象があります。今後ブラウザがどうなっていくのか?という話題において、UIそのもののカスタマイズ性という視点(これは確か加藤氏の言及)、そしてOperaのDanielがテレビのリモコンを例にあげて次なる課題はハードウェアだ、と語っていたのが個人的には興味深かったかな。あと、自分がUAAGのことも忘れないであげてください
ってつぶやいた後で、Danielがそれを目ざとく見つけ名指しで言及したときには正直ビビりましたw いやでも実際、標準準拠に注力してますってスタンスがHTML5やCSS3を中心に盛んに喧伝される一方、UAAGについてはまったく言及を目にしておらず、ブラウザベンダーから奇麗さっぱり忘れ去られている感がありましたので、一応。
イベント終了後、@summerwindさん、@IMAGEDRIVEさん、@seiryoさん、@coquericoさん、@superbrothersさんらと共にすし居酒屋 松ちゃんというお店で軽く飲みました。ベル・オーブ 六本木店が満員だったためそちらに行ったのですけど、結果的にすごく安く飲めた(2,000円/人)し、六本木という立地からは想像しにくいまでの場末感(褒めてます)がまた良かったです。そこで思いがけず新MacBook Airに触れたわけですが……買いませんったら買いませんよ!(謎