アクセシビリティを加速するWAI-ARIA
著
Web Directions East 2010のサイトに掲載されたので、こちらでもお知らせしておきます。同僚の@debugonこと辻さんと共に、『アクセシビリティを加速するWAI-ARIA』というタイトルのセッションを担当させていただくことになりました。以下、セッション概要を引用しておきます:
WAI-ARIAとは、WAI Accessible Rich Internet Applicationsの略であり、W3Cが策定を進めているアクセシビリティ仕様のひとつです。WAI-ARIAを利用することで、ウェブコンテンツにあるオブジェクトの情報を支援技術が取得できるようになり、視覚障害者をはじめとする利用者にとって利便性が向上します。
アクセシビリティに関する仕様ということは知っているけれど、WAI-ARIAが実際にどのように機能するかはご存知ないデザイナー、ディレクターやプロデューサーの方々を対象に、このセッションではWAI-ARIA誕生の経緯や必要性、現状、今後の展望などにつき、デモンストレーションを交えご紹介します。
時間的に短い(55分)ということもあり、あまり深く掘り下げたお話はできないと思います。ただ、テーマが相当にレアというかマニアック?なばかりでなく、この他にアクセシビリティに特化したセッションが見当たらないという意味で、貴重なセッションといえるかもしれません。
カンファレンスのタイムテーブルを見るにつけ、フロントエンドな方々(誰)は同時間帯だとおそらく『進化するCSS3の世界』のほうに流れると勝手に予想していますので、肩書き的にはディレクターやプロデューサー、あるいは企業のWeb担当者といった層を意識した構成でお話する予定です。
WAI-ARIAについて、名前は聞いたことがあるけど実際にスクリーンリーダーがそれを利用しコンテンツを読み上げている音声なんて聞いたことがない、といった方には特に参考にしていただける内容とすべく、残り1ヶ月とちょっとのあいだ、準備を進めていきます。