トップをねらえ!
著
CRトップをねらえ!のキャンペーン企画のようなのですが、アニメ「トップをねらえ!」全6話が無料で配信中です。このアニメの存在自体は制作された当時から知っていて、そのころよく買っていた『Model Graphix』の誌面でも、立体化されたキャラクターやメカを目にしていたような。しかし正直、登場するメカのデザインに惹かれたことは無かったし、宇宙モノというよりむしろ美少女アニメ的印象が強過ぎて、敬遠していたのですよ。でもまぁ30分弱が6話ということは少し長めの映画を見るようなものだし、ヱヴァンゲリヲンのGAINAX制作・庵野秀明氏監督による伝説のロボットアニメ
とあらば、ということで見てみたんですが……細かいところの荒唐無稽さがほとんど気にならないほど、ハマりました。既に最初から最後まで通しで2回見てしまったぐらい、面白かったです!食わず嫌いとは恐ろしいw
基本的には美少女アニメに違いないと思うものの、やはり表現的には「美少女根性ロボットアニメ」がしっくり来ます。見ていてなんとなく、スチュワーデス物語(古ッ!!)が思い出されたのは自分だけかな?タカヤ・ノリコが堀ちえみ、コーチが風間杜夫にダブって映ってしまうという。まぁしかし全編を通じて流れるド根性っぷりが懐かしくも新鮮で、それがまた惹かれた理由の大半を占めているような。あとはやはり美樹本晴彦氏の手がけたキャラクターが秀逸でした。とかく女性同士の人間関係って難しそうな印象を持っていますが、本作のなかで強調されていたのは、女性同士のシンプルかつ強固な「友情」。やや単純化され過ぎているきらいもあるけど、それでも凄くいいなぁって思いましたね。
まぁ、女のコがバスターマシン/マシーン兵器に乗り込んでいるときの格好はちょっとアレですけども(苦笑)。死と隣り合わせのハズの宇宙空間で、しかも宇宙怪獣なんて得体の知れない敵と戦闘を行うためにつくられたロボットに、なんであそこまで露出度の高い格好をして乗り込まねばならないのか?てなことを考えるのは、無粋ってものでしょうか。そういえば、マシーン兵器のパイロットには男もいたはずだけど、どういう格好/服装で搭乗するのかは描かれていなかったような。スミス・トーレンの搭乗シーンがあった第3話を見直すべきですかね……。期間限定での全話公開とのことなので、まだ見たことの無い方で興味とお時間のある方は、是非。YouTubeでも見れるみたいです(YouTube - top's Channel)。