Movable Typeをアップデート

2009年9月26日 著

当覚え書きに利用しているMovable Type（以下「MT」）、新しいバージョンがリリースされても完全にスルーしていたのですが、ふとしたことから重い腰を上げまして、先日アップデートを実施しました。3.35から4.261ですから、結構大幅な？アップデートです。以前、テンプレートの仕様が変更になった云々の話を読み、3.xから4.xへのアップデートって面倒そうだと思っていたのと、使っているデータベースの文字コード変更がなぜか失敗してしまうのを理由に、完全に放置してしまっていたのです。少し前にこんぶだしmeeting8杯目：小粋空間の荒木さんを迎えてを聞いてふと「あーMovable Type全然いじってないじゃん、だめじゃん」と思ったのがきっかけで。改めて調べてみたところ、今日のMovable Type 4.1：MT3.3系からMT4.1へのアップグレード！という記事にMT3.3系からMT4.1のアップグレードはすごく簡単とのくだりをみつけ、ならばやってみようかなと。確かに思い込んでいたほど大変ではなかったのですが、それなりにいろいろありました（アップデート後にログインしたら別世界過ぎて笑えました）。

アップデート作業そのものは基本的に先に紹介した記事にある通りに進めたのですけど、途中でエラー発生。原因は、一部のテンプレートにつき静的ファイルに出力していたその出力先ディレクトリを削ってしまっていたこと、そしてそれを復活させた後でなおファイルのパーミッションがMTによって上書きできないようになっていたことでした。

アップデート後のファイル再構築時には、なぜかカテゴリーアーカイブの段階でCan't call method "execute" on an undefined valueというエラーで止まってしまう事象に遭遇。Vicuna :: トピックを表示 - 再構築時にエラーが表示される不具合（暫定解決済み：参考情報)を読むなどし、状況的にどうやらSQLiteを使っていることに起因しているらしきことを知りました。きまって失敗するのが、Deliciousからの自動更新エントリの属するカテゴリーで、要するに件数が他と比べ膨大なカテゴリーというのもアレな感じ。短期的な解決はさくっと諦め、当面はカテゴリーアーカイブを自動で更新しないよう設定、覚え書きトップからカテゴリーアーカイブへのリンクも削除しました。もともと記事数の増加に伴いダイナミック化を検討していた部分でもあるので、DBの仕様変更と併せて、カテゴリ単位に基づく情報の整理法はおいおい検討していこうかなと。

それと、WingMemo: Movable Type 4 ベータ4　SQLite2復活！？を読んで知ったのですが、archiveyear.plやarchiveload.plが動作しなくなったんですね。これにより、もともとのテンプレートのままでは月別アーカイブへのリンクの出力ができなくなりました。これについては、小粋空間: ArchiveDateFooter プラグインのおかげで、以前と同じマークアップにさくっと復旧することができました。まぁここも、いろいろ難のある実装を採用していることには違いないので、遠からず改善したいなとは思っていますが……。