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商業宇宙軌道飛行が実現へ

つい先日、向こう5年以内に参加したい宇宙関係ツアーのなかで、すべてのツアーに参加した頃には弾道飛行の値段がうんと下がってたり、あるいは新たに軌道飛行のツアーが(現在の弾道飛行と同じくらいの値段で)提供開始されてたりしたら素敵と書いたばかりなんですが。ISS滞在型を除き、おそらく初めてであろう商業宇宙軌道飛行が、Excalibur Almaz Limited(EA)より発表されていたようです。

発表文の肝はこのあたりでしょうか:

EA plans to offer week-long orbital space flights beginning as early as 2013 – taking a big leap beyond the sub-orbital flight market targeted by most other private space companies. In addition to NPOM, other leading aerospace firms in the U.S., Europe and Japan will provide technical support for EA’s space flight operations

適当に訳すと「他の多くの民間宇宙関連企業が対象としているような弾道飛行市場を遥かに凌駕して、1週間程度の軌道飛行の提供を、早ければ2013年にも開始することをEAは計画している。NPOMに加えて米国、欧州、日本の先端航空宇宙企業が、EAの宇宙飛行運用のための技術支援を提供する見通しだ。」とのこと。日本の、というのは具体的にはJAMSSだそうで……今回を機に初めて知ったのですが、EAには宇宙飛行士のLeroy Chiao氏が参加されているのですね。このあたり、氏がスペシャルアドバイザーを務めているJAMSSの花伝説プロジェクトと紐づけて考えてみると、なかなか興味深い。とにかく今後の展開が楽しみになってきました。僕が宇宙関係ツアーに参加する計画を立てるうえで5年という期間を念頭に置いていたのですけど、まさにその期間のうちに商業軌道飛行が実現されるだなんて。肝心の価格はまだわからないけど、続報を楽しみに待ちたいと思います。あまり関係ないけど、榎本大輔氏は弾道飛行に関連して、Twitterで以前

@takapon_jp 同じくバージンのなんちゃって宇宙旅行(これを宇宙旅行と呼ぶのはプロの宇宙飛行士に対して大変失礼)には興味なし。ただし操縦はしてみたいけど。

とつぶやいていましたが、EAの今回の発表はどう受け止めているのだろう?

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