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新・資本論 僕はお金の正体がわかった

ホリエモンの最新著作『新・資本論 僕はお金の正体がわかった』を読了。これ、ご本人は新書なので、なんとなんと、超オトクな680円です!と書いてますけど、文字数は(同じ新書の中でも)かなり少ないほうだと思います。それゆえにわざわざ買ってまで読むべきか迷ったぐらいですが、彼が進めているという宇宙旅行ビジネス(参考:インタビュー 堀江貴文(後編) | 編集部 | sorae.jp)を少しでも支援したいという気持ちから買ってみたまで、です(まぁ金額的には雀の涙にも満たない、支援だなんて到底呼べないレベルですが)。ちなみに本書のなかでは、5章の「いつだって先行きは不安」のなかで、宇宙開発について触れています。

印象的だったのは、いくつかの通説に対し「宗教なんじゃないか」などと異を唱えているくだり。なかでも家を買うことについては特に、しっくり来ました。というのも、定年まで残された時間から逆算すればギリギリ30年ローンが組めるかどうかという状況にあって、もし僕が本気で家を買うつもりなら、終の住処とやらをすぐにでも確定しなければならない。けれども、死ぬまで住み続けるなんて位置づけの家なり場所を「今」決めれるかというと、とてもそんな大それた気持ちにはなれないでいたのです(仮に住み続けないまでも、ちゃんとその後の借り手がつくような物件を選ぶ意味では大それた買い物に変わりはない)。単に忙しくて購入に向けた下調べや物件の見学等に時間を割けないということもありますが、それ以上に、家を買うという行為そのものへの漠然とした疑念というか、自分と家族の人生にとってそれが本当に必要な「お買い物」なのかどうかがよくわからず、数年にわたりもやもやしたまま過ごしてきたんですね。そのもやもやが、彼の説明でいくぶんクリアになったように思いました。賃貸派か持家派か、これは2ch上でもスレッドが存続しているある意味永遠のテーマかもしれないですけど、自分のなかではいくぶん賃貸派への傾き加減が増したかも。まぁそんな感じで、ボリューム的にはやや物足りなさを感じつつも、興味深く最後まで一気に読み終えることができました。

あと、全然関係ありませんが、ホリエモンと『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を書いた西原理恵子氏が対談したら面白いんじゃないかと、そんなことも思いましたね。もちろんテーマはカネで!

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