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対談:ジャック・アルヌー&五代富文 「宇宙倫理と宇宙文化」

宇宙文化を語る五代氏

定時退社してもきっと開始時間に間に合わないと知りつつ、都営大江戸線に乗って飯田橋へ。日仏学院で催されたイベント、対談:ジャック・アルヌー&五代富文 「宇宙倫理と宇宙文化」に参加するためです。五代富文氏のお話が無料で聞ける機会など、そう滅多にあるものではないですからね。開始からほぼ30分近く遅れて日仏学院に到着、同時通訳レシーバー(フランス語なんて皆目理解できません)を受け取って会場に入ると、ちょうど五代氏が講演をされている最中でした。久しぶりに見たところ、大変お元気そうで何より。いやそれどころか、使ってる端末がMacBook Airだったことに驚きました。さすがだなぁ……。

五代氏の講演は宇宙文化にフォーカスした内容で、逢坂卓郎氏の宇宙アートとか石黒節子氏の飛天プロジェクトなどを紹介していました。最後のほうは、しっかり宙の会の宣伝みたいな時間になっててアレでしたが、宇宙開発を「静かな抑止力」と表現していたのが気になりました。その後にジャック氏の講演が始まったのだけど、同時通訳が聞きづらく、昼飯が少なかったのかエネルギーも切れて後半ほとんど集中できず、さらに寝不足がたたって気絶(たいへん失礼しました)。倫理という言葉と宇宙開発の関わりの経緯まではしっかり追えてたんですが。

お二人の講演が終わったあと、終了予定の20時を過ぎてなお延々と質疑応答が続きました。まぁそれ自体は非常にありがたいことなのだけど(サービス精神旺盛だなって思いましたし)、イマイチ質問と答えがかみ合っていなかったような。有人宇宙活動のリスクとか是非についても、五代氏はなぜか日本人の感覚に対する個人的解釈をもって回答にしてみたり。もうちょっと突っ込んだ議論を展開してくれれば面白かったのですが。その時間の最後に、2007年にISU/SSPに参加したと名乗る女のコが、演説でも始める気?って思うぐらい長くマイクを握っていたのが印象的でした。

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