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ラクをしないと成果は出ない

日垣隆著「ラクをしないと成果は出ない」を読了。少し前に成瀬さんの書かれた創造者の苦しみに対し言及したのをきっかけに楽になりたいということ、そしてラクをすることについて考えました。生真面目に生きることばかりを良しとする価値観に支配されたりすると、「ラク」という言葉の響きにすらどことなく背徳的な何かを感じるかもしれませんが、別の捉え方をすればそれは単に合理性の追求だったり、無駄を省くことによる効率性の向上だったり、つまり決して後ろめたさがつきまとうようなことではないのかな、とか。そんなことを考えつつ読んだ本書は基本、インプット、ネットワーク、撃退、独立、継続、組織、時間、アウトプット、生活技術の各章毎に10項目ずつ、計100項目の仕事の鉄則をまとめたもの。気になった点の一部を以下に覚え書き。

気になったら、まず買う
まぁそれができるだけの経済力があればそうしたほうが良いのでしょうけどね(特に書籍とか)。とはいえ、iPhoneを巡り賛否両論がにわかに騒々しい昨今、「買わず嫌い」はもうやめてってのは確かに言えてるかもしれません。一生のうちに買えるものなんて、買わないものに比べればたかが知れているのだし。
情報とは「出合う」もの
日頃、それなりに情報収集に時間をかけている身としては、少し耳が痛いというか。そんな時間なり余裕があったらより生産的なことにエネルギーを振り向けるべきなんだろうなぁ......とは分かっている「つもり」なのだけど、バランスを取るのが難しい。
「やりたいこと」を周囲に話しておく
これは地味に大切だと思います。あと、興味があればとりあえず首を突っ込んでみるとか、その方面の人と会って話をしてみるとか。その積み重ねは後々になって利子付きで自分に還元される、というのは過去の実体験として理解しているから。もしも周囲が自分を映す鏡であるなら、周囲とのインタラクションの重要性は言わずもがな。
貯金しなくても良いようなキャッシュフローを、常態化する
お金を水に喩えた話はなるほど、と理解できました。貯金は貯金として重要だし必要だけれど、あまりそれにこだわってしまえば、流れを止めて腐る水のごとくになってしまうという。
自由に生きるために健康を維持する
若いうちは足し算で働くものですが、ある年齢を過ぎたら、何か仕事を増やすときは、必ず別の仕事を減らす、引き算のクセをつけましょう......いやごもっともです、肝に銘じます。もう徹夜もできない/しにくい身体ですしw
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