Re: 創造者の苦しみ
著
成瀬さんの創造者の苦しみというエントリを読んで。結論から先に書いてしまうと、苦しんでいるのは成瀬さんだけではないし、程度や対象こそ違えど、みんなそれぞれの苦しみ、悩みのなかを生きている、と思うのです。いや、生かされている、と言ったほうがいいのかな。その点に例外はなく、僕だって日々悩み苦しむことはあります(創造者、ではないけれど)。だから何?と反論されそうですが……まぁ僕の言及にオチも何もありません、悪しからず。軽く読み流していただければ幸いです:
もう少しでいいから楽になりたい。ずっとそう考えながらあちこちと自分の場所を探してきました。人間関係でもそうです。関係の中で、楽になりたい。そう感じられる人と出会いたい。一緒にいたい。常にそう考えてきました。
僕にとって「人生とは何ぞや」という問いに対するいくつかの答えのうち、まず真っ先に思い浮かぶフレーズが「より居心地の良い居場所探しの旅」というものです。恋愛を経て結婚をし家族を持ったことも然り、転職を繰り返し今の職場にたどり着いたことも然り。それが全てではないにせよ、楽になりたい
から旅を続ける、という側面だって一部にはあるわけで、そういう意味では共感できる考えです。
私自身、人はもとより孤独なのだと思っています。
これも同意。加えて僕の場合、人は未熟な存在だと思うのです。孤独かつ未熟。かつて高野悦子さんの書かれた「二十歳の原点」シリーズに非常にハマっていた時期に出したひとつの結論がそれ。本質的には孤独かつ未熟ではあるけれど、人はみな、その日その日を「生かされている」。その事実、そして家族や社会との関係性を受け入れ、感謝すること。僕は何かの宗教に入信しているわけではないけれど、常々そう心がけているつもりだし(それゆえに孤独感に苛まされているわけではない)、今後もそうして生きていきたいと思っています。それで不安や悩み、苦しみが減ったり軽くなる保証はないけども、そうせざるを得ないというか、そういう生き方を選択している同い年の人間がここにいるよってことを、ただ伝えておこうかなと。