今更、Opera 9.5リリースについて
著
いかんせん、会社でも自宅でも一番良く使っているのはFirefoxなこともあり、ついFirefox 3に夢中になってしまってOpera 9.5には触れてきませんでしたけども。CNET Japanに先日掲載された記事「正式ダウンロードが始まったFirefox 3、強まるIEとの対決姿勢」のなかで、
AppleのSafariは、いまやWindows版も提供されているが、6%のシェアを占めている。次にOperaが続いてはいるものの、そのシェアは1%未満であり、さほど重要ではない。
なんて書かれていたものだから、ちょっとコメントしておこうかなと。何をもって重要と位置づけるかは人それぞれでしょうが、仮に現時点でのシェアだけでそれを論じているとしたら、それはあまりに短絡的すぎるように感じるのです。デスクトップ環境のみならず、携帯電話やゲーム機といった、さまざまなデバイス上で動作するというOperaの特長は、多様化し続けるWebの利用シーンにおいて、今後ますます重みを増すだろうと思っています。ちなみにその点はSafari/WebKitもまた同様で、Win/Macの両メジャープラットフォームでの普及はもちろん、iPhone/iPod touchのようなApple製のデバイス、さらにはAndroidを搭載した携帯電話とか通信機器の普及によってシェアを伸ばすかもしれず、今後がとても楽しみであります。
なお、Opera 9.5ではUIのビジュアルデザインが一新されており、以前のバージョンよりもだいぶ洗練された印象を受けます。賛否両論あるのは当然のことですが、個人的には圧倒的に今のデザインのほうが好きですね......一気にあか抜けたというか、過去のバージョンのOperaが激しく野暮ったく映ってしまうというか。バナーにあるその惑星で最も速く、美しきブラウザ
ってコピーも格好いいし。
まぁ、それまでWebブラウザといえばInternet Explorerしか使ったことがない、あるいは他に選択肢があるってこと自体知らなかったって人は、FirefoxにしろOperaにしろ、あるいはSafariにしろ、騙されたと思って(謎)一度別のブラウザを使ってみると良いと思います。さらに余談。Operaの本社があるのはノルウェーのオスロですが、偶然絶景! ノルウェーの氷河&フィヨルド徹底ガイドという記事を目にしました。そこで紹介されていたPreikestolen、なんか凄そうですね......絶景好きには堪らない。そういえば過去にあいのりでも訪問した場所だったっけ。また一カ所、死ぬまでに是非とも訪れてみたい場所が増えてしまいました。