Mozilla Party JP 9.0
著
昨日、大田区産業プラザにて開催された、Mozilla Party JP 9.0に参加しました。本当はフル参加の予定でいたところ、当日になって急に寒くなり、朝から頭痛に悩まされたのと、所用のためにChannyさんのセッションに間に合うように会場に向かうことに。そう、ChannyさんといえばNEAOSSの活動や2006年12月開催のSOFTEXPO & DCF 2006にお招きいただく機会をくださった方であり、2nd Korea Web Standards Dayやソウル市内観光でもたいへんお世話になりました。そのChannyさんが今度は日本での講演に来られるということで、僕としてはなんとしても拝聴したかったわけです。ちなみに行きの電車で久しぶりに京急に乗りましたが、車内から見えた巨大な楽天のオフィスビルが印象的でした。
講演のタイトルは「韓国Mozillaコミュニティ 歴史と主な活動」。スライドがすべてあらかじめ日本語に訳されていたのは、お話の逐次翻訳を担当されたKimさんによるもの。以下は、Channyさんの講演に関する覚え書き。
- 自己紹介でDaumのオフィスの写真が登場。奇麗でお洒落そうな建物の外観でした。
- 2.0リリースの記念パーティで「女のコがいなかった」発言に会場がウケてました。それと比べると、日本のMozillaコミュニティって女のコ、多いほうなのかな。
- Daum.netトップページでのユーザー状況はIE6が70%、IE7が29%。他の事例でも共通していたのは、相変わらずIEのシェアが圧倒的なこと、IE7の比率が(日本同様?)さほど伸びていないこと。
- Web標準準拠の普及と啓発に向けた活動は非常に盛ん。なかでも「Web標準ガイド」を作成・無料で配布したというのは凄い。海外のWeb標準関連書籍は(益子さんの「Web標準の教科書」含め)これまでに10冊、韓国語に翻訳出版されているとのこと。
- 質疑応答でIE8がSuper Standards Modeをデフォルトの表示モードとして出荷されることへの懸念について聞いてみました。その懸念は確かにあるし、実は今日でも既に同様のことは起きていて、Windows XPでもService Pack(SP)リリースの都度、既存のサイトの多くが影響を受けていて、SPのリリース延期をMicrosoftに持ちかけてもいるのだとか。
その後、Mozilla Japanの瀧田さんが登壇され、プロモーション活動について講演。Download Day 2008について「物議を醸し出しております」なんて紹介をしたところで会場大ウケ。ダウンロード状況を都道府県別に可視化する試みであるとか、学生向けに無料で広告の入ったノートを配るとか、6月16日〜6月22日にJRで車内CMを流すとか、6月26日の夜には新高輪プリンスホテルでFirefox 3のリリースパーティを参加費無料で開く(僕は多分行けない、無念!!)とか、盛りだくさんでした。それにしても、締めの言葉で「爆速」を「ばくそう」と読んでしまったのには、素で吹きそうになりましたよ。
イベント終了後は遊食三昧 NIJYU-MARU 蒲田店まで歩いて移動(途中、誰もお店の地図を持っていないことがわかり、集団で路頭に迷いましたw)、宴会に参加。そちらで(オンラインではよく発言を目にする割にオフラインではなかなか会うことのない)orzcccさんやhknさん、sakadonさん、kurumaさんにもお会いできました。二次会には参加せずに、一次会終了後にGenさん、Channyさんと共にタクシーで渋谷へ。Channyさんがホテルにチェックインし荷物を部屋に預けた後、同じくPartyで講演されたDavidさんとその彼女さん、それに根来さんと合流して、24時近くまで飲んでお開き!