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Re: 闇黒日記を店仕舞ひするの記

闇黒日記の更新が停止されていた件について、闇黒日記を店仕舞ひするの記において理由を書かれていたのを昨日になってようやく目にしました。一部引用します。

  • 彼等には何を言つても無駄です。言葉は只の言葉に過ぎません。全くもつて空しい話です。ウェブには言論の自由がありません。私には、二十一世紀に入る以前、そんな事は確かに解つてゐました。けれども、今までずるずるとウェブサイトを續けてしまひました。しかし、そろそろウェブと云ふメディアも「正常化」の頃合でせう。個人サイトはこれから存立して行けないのではないですか。ウェブは二極化して行くでせう。匿名掲示板や匿名の「ブログ」で、個人は好き放題に好い加減な事を言散らす。信頼出來るウェブサイトは全て企業サイトになる。あゝ、あと、誰からも注目されない、當り障りのない事ならば、個人サイトには書けませう。と言ふより、さう云ふ形でしか個人サイトはあり得ないですね。今までも、長續きしてゐる個人サイトは、さう云ふ形でのみあり得ました。しかし、そんな無害な「言論」に、私は興味がありません。私にしてみれば、言葉は何等かの力を發揮すべきものです。けれども、それが何にもならないのなら、言葉を信ずる者には沈默こそが撰擇すべき道です。私は最う何も言ひません。

……何を今更寝ぼけたことを聞くのだと思われるかもしれないけど、野嵜さんにとって言論の自由とは何なんだろう?ということと、果たして本当に言葉を信ずる者には沈默こそが撰擇すべき道なのかどうか?ということを疑問に思いました。実名で當り障りのない事當り障りの有無の判定基準はさておき)をブログに書くという行為は、言論の自由とは言わないの?沈黙してしまったら、それは言葉を信じないということになりはしないの?まぁ、正字正かなを巡る論争だとか、そういうのに正直僕は興味がなくて、ただ単に野嵜さんの発する言葉を読み続けたかったから、闇黒日記の更新停止をとても残念に思っているだけなのですどね。前にも書いたと思いますが、野嵜さんに会っていなければ、正しいHTMLとは何かを知ることも、すみけんたろうさんの「スタイルシートWebデザイン」を読むことも無かったかもしれなくて、つまり自分の人生に少なからず影響を与えた人物の「言論」を読めなくなってしまうというのは、やっぱり寂しいものがあります。

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