H-IIA F11、射点に到着
著
きく8号/H-IIAロケット11号機打上げ当日を迎えました。12月16日に予定されていた段階では、会社が休みであることを良いことに丸の内オアゾ OO(おお)広場まで中継を見に行くつもりでいたのですけど、天候判断に基づき18日に延期されてしまったのが、非常に残念。お天気ばかりは致し方ないですし、それ以前に体調最悪&仕事のタスクが山盛りでアレですけども。
今回の打上げの見所は、なんといっても固体ロケットブースタ(SRB-A)を従来の2本ではなく4本用いる点でしょう。この組み合わせ(H2A204)での打上げは、今回が初めてになります。宇宙作家クラブのニュース掲示板にあった情報によると、JAXA曰く打ち上げ初期については射点の鉄塔をクリアするのに202は6秒かかっていたが、それを3秒でクリアする。感覚的には倍の速さと思って欲しい
とのこと。スゴス!!発射時の音も大きくなり、従来に比べると3デシベル高くなる
そうです。ああ、(理由が何であれ)現地で打上げを見ることのできるすべての人々がうらやましい。とにかく打上げ成功を祈念します。
写真は、午前2時半から始まった機体移動の完了直後くらいのタイミングで種子島ライブカメラより取得した画像。中央に灰色の発射台と、メインエンジンを取り囲むように3本のSRB-A(1本は裏に隠れて映りません)が映っていますね。また発射台の下側には、その移動に用いられる運搬台車「ドーリー」が、左右に1台ずつあるのが確認できます。
[2006-12-18追記1] 無事打ちあがったようです。インターネット中継を視聴しましたが、いやはや、その飛行スピードには驚かされました。ホント、あっという間に(映像のなかからも)消えてしまいました。SRB-A分離シーンでは美しい地球の円弧を見ることができ、嬉しかったです。
[2006-12-18追記2] 衛星分離を確認!!打上げ成功です、関係者の皆さんおめでとうございます。