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たまには、宇宙旅行の話

僕は一応Space Adventures(以下SA)社の主催する宇宙旅行(ただし高度100kmまで上がって帰ってくるだけの弾道飛行)予約者であり、Spaceflight Clubのメンバーなわけですが、たまにはそちらの話題でも。そういえば、同じ弾道飛行でもVirgin Galactic社のほうで予約されている稲波さんは、ご自身のBlog「稲波紀明(いなみのりあき)の宇宙旅立ち日記」のなかで割とこまめに動向を公開してくださっているのですけど、SA社のツアー予約者によるBlogとかWebサイトって目にした事が無いのは気のせい?単にリサーチ不足なだけかなぁ。
話を本題に戻すと、今月に入ってすぐSpaceflight Clubメンバー宛で郵便が届きまして、その内容は新たなイベントと特典の告知でした。イベントはPrivate VIP Reception in Londonと題され、同社のAstronaut Advisorを務めているYuri Usachev宇宙飛行士が、自ら月旅行の概要を説明するというもの。Yuriさんは宇宙空間で670日を過ごし、そのなかで6度の船外活動を行っているベテランだそうです。さすがに月旅行なんて、興味こそあれど軌道飛行よりもさらに高額の旅行費用が必要なですし、「ちょっと話聞きにLondonまで行ってくる!」なんて平凡なサラリーマンの自分には口が裂けても言えないのですが。特典のほうについては、ISS Postcardなるものが同封されていました。これに好きなことを書いてSA社に送り返しておくと、次の民間宇宙飛行士(ってAnousheh Ansariさん?それともDice-Kさんのこと?)によって国際宇宙ステーションまで届けられ、捺印されるというもの。その後指定の住所に届けられるので、つまり宇宙空間(ISS)まで往復したモノを手にすることができる、というわけ。一体何枚のPostcardが世界中から集められるのか知りませんが、たとえ絵はがき1枚にしたって質量は確実にあるわけで、この企画、頑張ってるなぁという印象です。いちいち宇宙で捺印するほうも大変そうですし。ちなみに、絵はがきにはあらかじめ次のような文言が記されていました。

This postcard will fly to the International Space Station, 240 miles above the earth and travel at least 3 million miles, before being returned to you. It will be canceled aboard humanity's only orbital post office, with a unique mark only found on the space station.

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