有人ロケット研究会
著
有人ロケット研究会なる勉強会が、航空会館で去る2月25日と4月22日に開催されています。その名前からして実に興味深い会合です。先週開催された第2回(詳細がSSD President BLOGの有人ロケット研究会開催報告で読めます)については、実は大学時代の先輩からお誘いをいただいていたのですけど、自分の企画したイベントであるWaSP Cafe Vol.1とバッティングしてしまったため、夜の懇親会だけでも顔を出させていただこうと思っていました。しかし結局それも叶わず、次回こそは……と思っていたら、参加者連絡用のメーリングリストが立ち上がっているとのこと、まずはそちらに参加させていただくことになりました。
個人的には、その同じ先輩とかつて宇宙先端活動研究会の有志研究グループのひとつであるロケット人間研究会にちょこっとだけ参加した経緯があります。琵琶湖で毎年行われている鳥人間コンテストの延長線上に宇宙を見据えた感じの素敵な名前の会で、これはこれでなかなか興味深かったのですが、メンバー各人各様に忙しく(僕は僕で当時確か人力水中翼船を作る活動のほうに注力していた)、目立った成果をあげる前に自然消滅してしまった?ように記憶しています(それでも、スカイスポーツシンポジウムで活動を報告したりと、体外的な活動もあるにはあったのですが)。当時と比べアメリカを中心に有人/無人を問わず民間宇宙開発が活発化している今このタイミングで、「日本独自の」有人宇宙開発を模索する活動に参加できるというのは、それだけでもたいへん有難く思います。そういう場を創出してくださった皆さんのご尽力には心より尊敬の念を抱きます。もっとも、その活動のなかで僕自身がどこまで貢献ができるかは、本業が多忙を極めていることを鑑みれば難しいところですけど……。
とにかくこの有人ロケット研究会、非常に草の根的なところがあって好印象を持っていますし、微力ながら盛り上げていけたら良いなと思います。