池下章裕 リアル・スペース・アート展
著
宇宙航空研究開発機構/宇宙科学研究本部が主催する「池下章裕 リアル・スペース・アート展 はやぶさから未来へ」に行って来ました。会場の柴田悦子画廊、表通りからだとちょっと分かりづらい場所にあるので要注意かも。ビルの1階にあるとばかり勘違いしていた自分が悪かったんですが、最初は思わず通り過ぎてしまいました(汗
会場に入ってみると、池下さんご本人が来場者数人と談笑していました。そこに割って入るのもなんですし、まずは作品をじっくり見て回りたかったので、渡された解説資料を参照しつつ一通り鑑賞。点数こそ多くなかったものの、はやぶさばかりでなく、将来構想や巨大隕石の落下シーンなども展示されていました。ちょうど自分が見終えたタイミングで会話に参加させていただいたのですけど、実に気さくな御方でした。作品はいずれも一貫して科学的な考察や事実に基づいているとのこと。伺ったお話のなかで一番驚いたのが、以前は普通の会社員であり、絵画は趣味だったという事実。独学で学ばれたそうですが、その趣味が高じて?いまや雑誌社やJAXAからの依頼を受け「本業として」宇宙モノの絵をお描きになっているわけで、素晴らしいなぁと。ちなみに、展示されている作品を購入可能か聞いてみたところ、サイズの小さなもので8,000円(額付)と言われ、即断即決で海王星を背に飛行するVoyager 1の絵を注文……惑星表面の青さが気に入ってしまったので。
そうそう、気さくといえば!画廊のオーナー?の柴田さんもまた実に気さくで素敵な方でした。池下さんとのツーショットを撮るのにシャッターを押してくださいましたし(折角お茶を出してくださったのに、口をつけずに失礼してスミマセン)。この個展、2月4日まで開催中ですので、宇宙好きの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。