深夜の散歩
著
仕事の折り合いがつかなくてなかなか会社を出られず、打合せ場所の某出版社(竹橋)に着いたのは既にかなり遅い時刻でした。でもって打合せが終わってみれば既に23時をとっくに過ぎており、終電を気にしなければならない状況。しかし、高田馬場駅に向かって編集者の方々と共に東西線で移動していたときは、まだ楽観していました。でもって、山手線のホームに上がってみて愕然。確かにまだ電車は動いているけど、残りはあと2本だけ、しかもいずれも池袋行きであって田端まで辿り着けないw 自分の読みの甘さを痛感。
とはいえ、昔からこの手のハプニングには動じず、むしろ楽しもうという傾向が自分にはあって、このときにも割とさくっと諦めて自宅まで久しぶりに歩いてみようと思考をスイッチ。息子が生まれる少し前に、嫁さんが運動がてら歩くというので、一緒に自宅から池袋駅まで歩いたことがあったし、道のりは基本的に明治通りを辿る単純なものと知っていたから。お金持ちではないがゆえにタクシーを使うとか、カプセルホテルみたいな安宿を探すなんて選択肢は論外。あとは、朝まで営業している漫画喫茶を探して転がり込むって案もちらっとは考えたけど、運動不足の解消も兼ねて是非とも歩かねば!と思ったわけですよ。ヘンな人(誰)に絡まれたりしたらヤだなとは思ったけれど、道すがら昼間ではお目にかかれない光景とか属性の人々も見れて、ちょっとトクした?気分。王子駅を過ぎたあたりであまりにもお腹が空いた(朝マックだけで昼食を取ってなかった)ので、24時間営業の吉野家にゴゥ。その飯の旨いことといったら以下略。
……結局、無事家に帰り着いたのは午前2時半頃でしたとさ。いやぁよく歩いた。