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Re: あなたの知らないかもしれないCSS

いわいさんの行動記録より、「Re: あなたの知らないかもしれないCSS: 5. こだわりのh1」を読んで。元ネタであるevolt.orgの「Ten CSS tricks you may not know」は、結構昔に読んだ記憶がありました。ただ、いつ読んだかも完全に忘れていたので、改めてその日本語訳「あなたの知らないかもしれないCSS」を読んでみましたが……いわいさんの指摘されている懸念は確かに感じます。翻訳が非常に読みやすい文章となっているだけに、内容を鵜呑みにする人が大量生産されてしまうと、ちょっと怖いかなと。
元ネタにはGoogleなんて具体的な名前は登場しませんけど、先日参加した第9回アックゼロヨンセミナーSEOソリューションズの住さんが語ったところによると、(昔はそうではなかったものの)最近のGoogleはリンクアンカーの設定されていないimg要素のalt属性値もちゃんと読み取っているとのことです(僕自身はその確たる証拠を持っていません)。となると、やはりGoogleなどのサーチエンジンなどからは当然拾ってもらえませんという表記は、あまりよろしくないような。そもそも、検索エンジンの顔色ばかり伺い、その仕様が変わる都度実装手法を変えるというのは、個人的にはいかがなものかと思うのですけど。小手先のテクニック(謎)に依存したSEOにご執心でなければ、余計なマークアップもテキストを非表示にするスタイルも不要でしょう。最上位レベルの見出しテキストを画像で置換し、そのalt属性値に見出しの内容を指定するのは、ごく自然なことだと思いますので。逆に、そのような実装を適切に解釈しない検索エンジンがあったとしたら、それって相当に出来の悪いエンジンではないかとすら感じます。
とにかくクドイようですけど、元ネタにあるようないわゆる画像置換のテクニックを利用する場合には、利点ばかりでなくそのトレードオフとして強制される欠点が何であるかを、よく知っておいた方が良いでしょう。画像置換テクが、CSS有効かつ画像非表示環境にもたらすアクセシビリティ上の障害は、もはや文書作成者の側で解決する手立ては無いように思います。User Agentの側がそのようなテクを自動的に判別し何らかの対応をするようになったら、それはそれで凄いけど。

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