いざ彦根へ（またの名を聖地巡礼）

2005年7月16日 著

いよいよ今年も鳥人間コンテスト当日がやって来ました。僕は明日の早朝スタートの人力プロペラ機部門を観戦するため、今日のうちに彦根に移動しなければなりません。小遣いに余裕が無いので新幹線は使えませんし、宿も予約していませんがｗ 田端駅のみどりの窓口で、彦根までの普通乗車券（7,140円）のみを買ったら、いかにも「ホントに乗車券だけでいいの？」とでも言いたげな（怪訝そうな）顔をされましたが、気にしません！しかし、前日の晩を千葉の実家で過ごし、今日の午前中は嫁さんや子供、母親と過ごしていた関係でバタバタしてしまい、予め調べてあった電車にたった10分の差で乗り遅れてしまいました。
東京駅で乗り換えるべきところを、誤って品川駅で東海道線に乗り換え。始発ではないので座れるかどうか心配だったけど、無事座席を確保、まずは終点の沼津駅へ。久しぶりに太平洋の水平線（の霞んだの）を見て、ちょっと和みました。さらに浜松、大垣、米原と、終点の異なる電車に次々と乗り継ぎます。三連休の初日とはいえ時間帯のせいもあってか、終始座ったまま移動することができました。途中、浜松行きの車両のなかで、高校生くらいの女の子達7人が2chとマイヤヒについて熱く語り合っていたのですけど、さすがに会話の輪には交じれませんでした。都合8時間くらい電車に乗り続けていたものの、持参した書籍を読む気にはなれなくて、iPodの肥やし（謎）になっていたStanford Univ.でのSteve Jobsの講演とか、Reboot7でのDougの講演（例の「By the way, I'm blind.」の話もあったよ）をこの機会にじっくり聞くことにしました。いやいや、Jobs氏の講演は噂通り素晴らしいですね、とにかく励まされます……「Stay Hungry. Stay Foolish.」、イイ言葉です。
23時頃に米原駅に着いてみると、驚くべきことに彦根へ向かう電車が無くなっていました！23時台なんて1本も無かったみたいです。出発時の10分の遅れが、こうも裏目に出るとはね。もっとも彦根までは一駅ですから、米原までたどり着けただけでもラッキーかも。比較的車通りのある、しかし歩行者向けの街灯なんて一切無い真っ暗な道を、時折クモの巣をかぶったり牛蛙の泣き声に驚いたりしながら歩くこと1時間。ようやくBIG BOYのある交差点（何処）に到着しました。さすがに歩き疲れたのと暑いのとで、市役所近くのセブンイレブンで1時間ほど雑誌を立ち読みしながら休憩し、その後「聖地」松原水泳場へ。矢倉川にかかる橋の傍にあった綺麗なベンチで、仮眠というか野宿することにしました。雨が降り始めたときはさすがにどうしようかと思ったけど（折り畳み傘を広げて寝続けました）、一時的な雨でヨカッタ。