Standards-Based Design
著
いよいよWWW2005が始まりました。尊敬するEric Meyerのチュートリアル「Standards-Based Design」を受講するため、早起きをして久しぶりに京葉線に乗り、幕張メッセへ。彼とは初めてのご対面、いやはや緊張しました。麻遊さんが言っていた「お茶目」の意味、ちょっと分かった気がします。
チュートリアルの内容は、Web標準、あるいはCSSによるデザイン実装において有効な開発環境と最近のトレンド。開発環境といってもほとんどFirefoxとその拡張、あるいは関連ツールの紹介といった話に終始。全体的に取り立てて目新しい、新鮮なトピックスは無かったけれど、近日中に公開すると言って紹介してくれたレイアウトチャートは画期的。ヘッダとフッタに挟まれた2段もしくは3段カラムなレイアウトを実現する場面を例に、(X)HTMLソース上の記述オーダーと、floatまたはpositionプロパティの関連を実にわかりやすく表にまとめたもの。今まで目にしたことが無かったのが不思議なくらいだけれど、しかし便利です。あと、彼が非セマンティックなソースに基づく実装についてもそれはそれとして(一種の現実解として)紹介している様は新鮮というか想定外というか、なかなか興味深かったです。ほかにも彼のPowerbookのデスクトップとか、どちらかというとチュートリアルそのものよりそのメタ情報(笑)に興味津々な3時間でした。
昼食は講師を務め終えたばかりのEric、会場でお会いしたMolly、Tantek、それにWWW2005に参加するために会社を辞めた(!)スリランカ人のWebデザイナー・Aselaと僕の5人で、ホテルニューオータニ幕張のベイコートカフェで。心から尊敬する人々(EricはMr.CSSと呼ばれるほどのプロ、MollyはWaSPメンバーで書籍を既に34冊も出版、TantekはMicrosoftでMacIEに携わり、またBox Model Hackを開発、現在はTechnoratiに在籍!)と食事をご一緒でき、本当に楽しいひと時を共有しました。写真はFlickrのほうにアップしてあります。