No IE in Tiger

2005年4月27日 著

tuaw（The Unofficial Apple Weblog）に出ていた記事「No IE in Tiger」を読んで、発売間近のMacOS Xの次期バージョンTigerには、もはやMicrosoft製のWebブラウザであるInternet Explorer for Macが同梱されないことを知りました。今後MacIEのシェア低下には一層拍車がかかり、その一方でSafariはデフォルトブラウザとしての地位をより確固たるものとする、と言えるのではないでしょうか。
MacIEの開発停止は既に今からおよそ2年も前の2003年6月にアナウンスされているわけですから、ある意味同梱を停止して当たり前だと思います。Microsoftの側にしたって、いつまでも同梱され続けちゃ逆に迷惑ではないかと。開発がとっくに終了している製品に対して、いつまでもサポートを続けられるほど寛容（謎）ではないでしょうからね（注：まだサポートは継続されているようですが）。ただしかし、華々しく？MacIEが登場した当時を思い出すと、なかなか感慨深いものがあります。メジャーなWebブラウザのなかで最初にDOCTYPEスイッチングを実装したのが確かMacIE5だったし、CSSのサポートにしても、一時期はその完成度の高さで名を馳せていたわけで、そんな名ブラウザもいよいよ……とか思うとチョッピリ寂しかったり。
そういえば、かつてまだMacOS 9を自宅の7600/200で主ブラウザとして愛用していた頃は、ページを丸ごと保存できる機能がお気に入りでした。現在の主ブラウザであるFirefoxには標準では実装されていないものの、ScrapBookという機能拡張が同じ機能を提供してくれているので、以下略です。