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Web標準における「弘法も筆の誤り」

先日、日本に初上陸した一冊をゲットできたかもってことで紹介した「The Zen Of Css Design: Visual Inlightenment For The Web」という本。相変わらずただ単に手に入れてパラパラ眺めたってだけで、読む時間など到底確保できていないのですが、その内容に関し誤った情報が掲載されているとの指摘がなされました。The Austin CuckooのThe Zen of Disinformationというエントリがそれ。
面白かったのが、After only half an hour I felt like a kid who has just discovered that Santa Claus doesn't actually exist.というくだり。僕も、この本の著者であるところのDaveとMollyのお2人を密かに尊敬しているし、間違いなくWeb標準の普及啓発を世界的にリードしてきた「Guru」であると認識しているのだけど、そんな彼らが過ちを犯したのを知りTommyの場合「この世にサンタクロースなんていないことを知った子供の心境」を感じたという。これ、日本人的にはきっと「弘法も筆の誤り」と表現したいところだなぁ。少なくとも僕は、その諺がまず思い浮かびましたよ。
既にDaveとMollyの2人も降臨(謎)してコメントを寄せていますが、はっきりと過ちを認めているポイントもあれば、反論しているポイントもあって、なかなか興味深い。なぜ彼らがメディアタイプとXHTMLのバージョンではなくStrictやTransitionalといったDTDの種別を紐付けて論じたのかとか、あるいは「float attribute」などという表記を用いたのかというのは、かなり謎ですな。第二版ではおそらく何らかの対応がなされると思いますが、その前に正誤表のようなものが果たして公開されるかどうか……気になります。

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