スマトラ沖地震について
著
正直に言いますが、僕は基本的に募金とかチャリティといった類の活動に興味がありません。24時間テレビにいたっては、むしろ嫌いですらあったりします。2ch生まれの名言に「しない善よりする偽善」というのがありますが、僕はその偽善すらしない人間なのであります、基本的には。経済的に貧困にあえいでいるわけでは無いけれど、そういう募金活動は自分よりうんと裕福な人がすれば良いのだと、決め付けていた節もありました(寄付行為の類が社会的ステータスとして認められにくい日本で、それを期待するのは難しいかもしれませんが)。
しかし、しかし。12月26日に起きたスマトラ沖地震と、それに付随して発生した津波による被害は、僕の中の何かを変えました。そもそものきっかけは、New York TimesのFlashコンテンツで「ASIA'S DEADLY WAVES」というのを見たことでした。そこに掲載された写真に、衝き動かされたのです。正視するのが辛い写真ばかりでしたが、「一命を取りとめてなお苦しんでいる大勢の人々のために何かをしなければならない」という想いを強くはっきりと認識しました。
そこで取った行動は、ユニセフ活動を支援するための募金をすること。スマトラ沖地震情報のページ経由で、クレジットカード決済により募金できるページにアクセス……わずかばかりの金額ではありますけども、自分の小遣いの中から送金をしました。こんなことをWebに書き記すという行為そのものが偽善であることに疑いの余地はありません。がしかし、もしこのエントリを読んだあなたが、同じ星に住みながらも嘆き苦しむ人々のために何かしら具体的な行動を取る必要性を感じるとしたら。そんな可能性を生み出すために敢えて書き記しておきます。