30代からのお金と時間の自己投資学
著
和田秀樹著「30代からのお金と時間の自己投資学」読了。タイトルにある「30代」という言葉の響きに引っかかったつもりはないけれど、結局のところやっぱりそういうことになるのかな。
人生を投資だと考える著者が本書で展開した論旨は「あとがき」に集約されています。お金や時間を費やす(投資する)とき、その対象から何をどれだけ得るかを常に意識する必要性、その際のリスクヘッジ、また投資がうまくいかない場面で方法を柔軟に切り替えてみることの重要性、云々。本文は、それらを50項目にわたりやや詳しく解説しているに過ぎません。
いちいち御説ごもっともな内容がほとんどだったわけですが、個人的には計画性と柔軟性のバランスを取ることの大切さ、みたいなものを強く読み取りました。無計画な投資は見返りが期待できないし、かといって当初の計画にばかり固執していては変化の激しい時代を生き抜けないわけで。