続・年収300万円時代を生き抜く経済学
著
森永卓郎著「続・年収300万円時代を生き抜く経済学 実践編!—給料激減でも豊かに生きるための『新・生活防衛術』」を読了。前作を読み続編を待ち望んでいたわけではない(そもそも前作読んでない)し、森永氏のファンってわけでもないんだけれど、サブタイトルにある「実践篇」という言葉に惹かれてつい買ってみたのでした。
結論からいえば、残念ながらたいして面白くも感じなかったし、参考にもなりませんでした。それはたぶん1章と2章が、既に氏がほかの著作で展開済みの主張で大半を占められているような気がしたせいです。3章では「心豊かなライフスタイルを模索し実践する人たち
」が紹介されていましたが、期待したほどのインパクトは得られず。4章は、読者から届いていた「年収300万円で暮らせるといいながら自分は高収入を得ているのでは」との批判に対する氏の言い訳みたいな内容だけど、納得できたようなできないような。
とりあえず、昨今のデフレ状態は政府が意図的に継続させているものであり、数年後には解消されるハズなのであって、いざその時になって慌てたりしないよう、今から心構えや準備をしなければならない、ということは肝に銘じておくことにします。