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セマンティックWebについての誤解と真実とは何か?

CNET Japanに掲載された「セマンティックWebについての誤解と真実」というコラムが巷(何処)で話題なわけですが、実は僕にはこの文章の内容がよくわかりませんでした。表現的にかなりセンセーショナルな書き方をされているようですが、結局のところ題名が指し示すところの「誤解」と「真実」がそれぞれ何なのか、さっぱり。頭悪ぃ!>自分
そもそもセマンティックWebって、なにもWebの世界にバベルの塔を築くほどの大仰なモノでは無いでしょうし、そんなことは不可能だなんてW3Cの中の人(誰)もよくわかっているハズで、そういう意味では(一昔前に流布されたセマンティックWebの定義を盲信して)過剰な期待を抱き続けている人は少ないと思っています。であるからして、今更それが極めて限定的な技術要素に過ぎないといった風に(どちらかといえば)ネガティブな論調で喧伝される意図がよくわからないのです。
当初描かれた、夢物語のようなセマンティックWeb実現への道のりは遠い(いや、不可能に近い?)ことには違い無いないけれど、広義のセマンティックWebとしてはRSSやWebサービスという形で既に成功した技術もあるし、メタデータ絡みの世界で「Rough Consensus and Running Code」なスタンスが今後一層広がれば、また別の新たな前進もアリではないかと個人的には考えます。

ちなみに文章の最後にある2つの質問に律儀に答えておくと、「Flashで作られたクールなWebサイト」を見て「検索しにくいイヤなサイトだ」とは僕は思いません(クールであるという前提なんだからそんなケチはつけない)。また、「どんどん溜まるメールやブックマーク」は、捨てないというかむしろ溜めます。溜めたところで大したデータ量では無いし、害になるとは全く思わないから。

[2003/11/25 追記]
その後、この記事について言及されているあちらこちら(どちら)を読んでいるうちに、僕自身セマンティックWebについて誤解していた点や不勉強を大いに思い知らされました。これに伴い、第2・第3段落の記述は(スタイルシートのline-throughでもって)削除扱いとしました。

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