ブラックジャックによろしく#7

2003年11月21日 著

出社途中、上野駅のホームにあるキオスクに貼ってあった「ブラックジャックによろしく (7)」発売のチラシが目に留まり、速攻で購入（キオスクで漫画の単行本買ったのって初めてだな）。
「がん医療篇」の第3部ということで息詰まるような展開が続き、ものの20分ほどで読み終えてしまいました。っていうか読み終えた途端、スゲー気持ちが重くなりました。多分、この巻では「救い」のようなものが何一つ描かれておらず、ひたすら未承認の抗がん剤使用の是非を巡る苦悩で満ち溢れているのが理由と思われ。次の第8巻でがん医療篇は完結するらしいけど、予告を見る限りなんらかのpositiveな解は提示されるっぽいので楽しみに待ちます（来年2月発売）。
それにしても、延命治療って何なんだろう……「生と死は等価値」などという価値観を受け入れることができれば、いっそ悩んだり苦しんだりせずに済むかもしれないけれど、それはそれで人間性の喪失のような気がして、うーむ……。