セマンティックWebコンファレンス2003

2003年11月17日 著

SFCならびにINTAP主催による、セマンティックWebコンファレンス2003なるイベントに参加しました。先週の金曜日に引き続き、またも慶應義塾大学で過ごす1日（ただし、昼食は学食ではなく一慶というラーメン屋）。午前中はW3Cの偉い人を招いてのSemantic Webの概要説明がメイン、午後はその適用例とデモンストレーションの紹介という構成でした。
知らなかった事柄が多くて、勉強になった感じ。Semantic Web SearchシステムであるTAP KB、RDFを用いた個人向けツールのHaystack、東芝のUDDIビジネスレジストリ「Webサービス マッチメーカー」、トピックマップなどなど。メーリングリストへの投稿を全てMTに突っ込み、Webでの閲覧を可能にしつつRSS、XTMを自動的に生成するシステム（Knowledge Managementグループによる発表）は、やや強引さを感じたけれど、これはこれでアリなのかな。
メタデータの利活用の研究はそれなりに進んではいるみたいだけど、メタデータそのものの生成に関してはどうなんだろう。自動（もしくは半自動）で生成できないようでは普及は見込めないわけで（RSSはイイけど）、Semantic Webの発展に至る「好循環」が始まるにはまだなお時間を要しそうな気が。Tim氏風に言えば、まだ雪だるまを苦心して転がさなければいけないのが現状かなぁ。