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危ぶまれる日本の南極観測

Yahoo! NEWSにて、「タレントら継続呼びかけ 『しらせ』後継めど立たず」を読んで。初代南極観測船である「宗谷」が今の保存状態を維持するのに募金を募っているのは知っていた(宗谷保存基金を参照)けれど、まさか今後の南極観測もまた財政難が理由で継続が危ぶまれているとは!なんてこったい。過去にも素晴らしい成果を挙げている分野であって、今後も継続することに大きな意味があるというのに。
記事によれば、研究者に加えタレントの小堺さんや宇宙飛行士の毛利さんらが参加し「南極観測の将来を考える会」なる組織が結成され、観測継続の呼びかけを行うらしい。具体的な活動の内容は今後明らかになると思うけれど、南極に思い入れのある僕としては、個人で協力できることがあれば是非参加したいと思った次第。
くっそー、国家財政の歳出にある程度まとまった金額で、国民自らが使用用途を自由に制御することが可能な枠の必要性を強く感じる。まぁそれが当座無理にしても、この手の分野に喜んで予算を割こうとしてくれそうな政治家はどなたでつか……。

[2003/12/1追記]
国立極地研究所のウェブサイト経由で、がんばれ!JAREというサイトを発見しました。参考になる情報が集約されています。

[2004/1/9追記]
その後にがんばれ!JAREに掲載された「南極観測の将来を考える会」代表の村山雅美さんの言葉によれば、平成16年度予算に「しらせ」後継船やヘリコプター関係の予算が盛り込まれる見通しになったとのこと。南極観測の断絶という最悪の事態はなんとか回避される模様です。やれやれ。

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