The Elements of User Experience

2003年10月16日 著

少し前に参加した白クマ本読書会の場で薦められた、Jesse James Garrett著「The Elements of User Experience」を読了。今さら電子辞書を片手に英語の本を読むなんて、まるで修行みたいだったけど、和訳が出版されていないらしいので仕方ない。幸い文章量があまり多くない本だったし、何よりもやはり内容が素晴らしかったので、最後まで一気に読むことができました。
Chapter 1、2が特に秀逸。Web DevelopmentにおけるFrameworkを、AbstractからConcreteな順にStrategy、Scope、Structure、Skeleton、Surfaceの5つのPlaneに分解、さらにそれぞれのPlaneに存在する要素を「Web as software interface」「Web as hypertext system」双方の視点に基づき定義した図は、見た瞬間にズガビーンって感じでした。おかげで、自分の中のIAの位置づけも、より明確になったような気がします。
もっと早い時期に出会えなかったことが悔やまれるほど、良い本だなァ。年末年始の旅行の際には是非持参して、何度か読み返してみよう。